政府は14日、チョ・ミョンギュン統一部長官主宰で南北交流協力推進協議会を開き、北朝鮮の平昌(ピョンチャン)冬季五輪へ参加と関連し、南北協力基金から28億6千万ウォン(約2億8千万円)を支援することを議決した。
同日、議決された支援金の主な内訳について、ペク・テヒョン統一部報道官は「北朝鮮芸術団や応援団、テコンドー演武団などの宿泊費約12億ウォン(約1億2千万円)、入場料約10億ウォン(約1億円)、輸送費約1億ウォン(約1千万円)など」だとし、「応援団や芸術団などは人数が多く、支援費用が多くかかったと聞いている」と明らかにした。平昌冬季五輪を機に、北朝鮮からは応援団や芸術団、選手団など合わせて約480人が韓国を訪れた。統一部は支援金を平昌冬季五輪大会組織委員会や大韓体育会、世界テコンドー連盟など、行事を主管する機関と団体に支給する。ただし、統一部は「事後精算方式であるため、実際の執行金額は議決の金額より減るものと予想している」と発表した。
今回の支援は先月9日と17日、板門店(パンムンジョム)の平和の家で開かれた南北高官級会談や実務会談で、南北が北朝鮮代表団の派遣と支援に合意したことによるものだ。政府は北朝鮮選手団と応援団650人が訪韓した2002年釜山(プサン)アジア競技大会の際は13億5500万ウォン(約1億3千万円)を、北朝鮮選手273人が訪韓した2014年仁川(インチョン)アジア競技大会の際は4億1300万ウォン(約4千万円)を支援した。