日本が東京の中心街に「竹島(独島の日本名)は日本の領土」と主張する「領土・主権展示館」を開館したことに対し、慶尚北道と慶尚北道議会が26日、声明を発表して日本を糾弾した。
慶尚北道は、キム・グァンヨン道知事の名義で発表した声明で「領土・主権展示館は、独島に対する領土侵奪行為」だとして強く抗議した後、「直ちに閉鎖措置を行うべき」と要求した。さらに声明は、「表では両国間の外交の強化を掲げながら、裏では独島に対する侵奪の野欲を露わにする日本の二枚舌を慨嘆する。日本のいかなる挑発行為にも憤然として立ち向かう」と明らかにした。
慶尚北道議会も「独島に対する韓国の領土主権を否定する厚顔無恥な行動だ。未来志向的な韓日関係を構築し、北東アジアの平和秩序を維持しようとする私たちの努力に冷水を浴びせる到底容認できない蛮行」だと糾弾した。キム・ウンギュ慶尚北道議会議長は「当初3月頃に開館しようとした領土・主権展示館を繰り上げて設置し、日本の学生たちや自国民、外国人に題するゆがんだ歴史教育に活用しようとする動きで、日本の低級な偽善をそのまま表した」と話した。ナム・ジンボク慶尚北道議会独島守護特別委員長は「今月29日会議を開き、強力な対処策を議論する予定だ」と話した。
慶尚北道と慶尚北道議会は、日本の島根県が定めた「竹島の日」の2月22日に合わせ、汎慶尚北道民糾弾大会や政策討論会やセミナーなどを開く案を検討している。
日本は、今月25日、東京市内に「領土・主権展示館」を設置し、同日午後1時から一般公開している。同展示館は100平方メートルの大きさであり、日本政府が3億ウォン(約3千万円)を投じて設置した。同館には独島と尖閣諸島(中国名・釣魚島)が日本領土だと主張する各種資料数十点が展示されており、生徒たちの領土教育のための見学場所として利用される予定だ。開館式には、日本政府で領土問題を担当する江崎鉄磨大臣が出席した。日本は同展示館を3月中に開館すると発表したが、2カ月繰り上げて一般公開した。