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文化体育観光部、8月のアジア競技大会での南北合同入場・応援を推進

登録:2018-01-20 05:42 修正:2018-01-20 08:24
19日、業務報告書で南北スポーツ交流の活性化方針明らかに 
2030年の南北・中日ワールドカップの共同開催も推進 
2月9日の五輪開幕式は「行動する平和」がテーマ
2000年シドニー五輪の開幕式で、南北選手団が、チョン・ウンスン(旗の右側)韓国女子バスケットボール代表チーム選手とパク・ジョンチョル北朝鮮柔道監督が掲げる統一旗を先頭に共同入場している//ハンギョレ新聞社

 文化体育観光部は8月にインドネシアで開かれる2018アジア競技大会でも、南北共同入場と共同応援を推進する方針を明らかにした。

 文体部は19日、政府ソウル庁舎で李洛淵(イ・ナギョン)国務首相が出席したなか、「外交・安保状況と南北関係の改善」をテーマに開かれた外交部や国防部、統一部、国家報勲処の合同業務報告で、このように明らかにした。

 文体部は「第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)と2019夏・冬季ユニバーシアード大会などの国際総合競技大会で、南北共同入場と共同応援を推進し、国内大会に北朝鮮チームを招待するなど種目別の交流を拡大する」と発表した。また、長期的に2030年ワールドカップを南北と中国、日本が共同開催する案も推進すると付け加えた。

 平昌(ピョンチャン)五輪の開幕・閉幕式のテーマと五輪遺産も平和に焦点が当てられている。文体部は「2月9日の開幕式のテーマは『行動する平和』で、伝統と現代が調和した公演と世界平和に向けたメッセージを盛り込んだ平昌ならではの冬の童話の世界が繰り広げられるだろう」とした。また「2月25日の閉会式では『新しい波』をテーマにした公演を披露する。平昌五輪の遺産は”平和”となるだろう」と強調した。

 文体部は、平昌五輪への北朝鮮の参加を契機に各種の南北交流を強化する考えも明らかにした。文化芸術分野ではキョレマル(民族語)大辞典の共同編纂、満月台の共同発掘調査、我が民族記録遺産の共同展示など、南北交流を続けていく方針だ。

 文体部は「平昌五輪への北朝鮮の参加と関連し、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、国際競技連盟(IF)などと積極的に協議していく。対北朝鮮制裁と関連した事案は、国連など国際社会と充分に協議する」と強調した。

キム・チャングム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/828501.html韓国語原文入力:2018-01-19 19:43
訳H.J

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