登録 : 2017.11.09 06:48 修正 : 2017.11.09 08:13

改革委「保守団体の記者会見など関与 
指揮部・大統領府に報告した事実を確認」

2014年8月22日午前、病院に緊急搬送され入院治療を受けている‘ユミンの父さん’キム・ヨンオ氏。 断食40日目を迎えたキム氏の健康は極度に悪化した状態だ//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)政府の国家情報院(国情院)が、46日間断食したセウォル号遺族のキム・ヨンオさんの動向を収集し、極右団体である「父母連合」のセウォル号糾弾集会を支援するなど、セウォル号関連の世論戦に介入していたことが明らかになった。

 国家情報院改革発展委員会は8日、「国情院積弊清算タスクフォース(TF)」が調査した「国情院セウォル号世論操作および査察疑惑」調査を審査した結果、「国情院国内情報部が(セウォル号惨事直後の)2014年5月から2015年7月まで、セウォル号事故に関連する保守団体の集会の動向と各界のセウォル号関連の世論を把握し、国情院指揮部と大統領府に報告した事実が確認された」と明らかにした。

 改革委の発表によると、国情院は2014年6月に大統領府に報告した「国政運営の提言」で、セウォル号惨事を「2014年下半期の国政運営の最大の危機であり機会」と見て、「セウォル号の集会が過激なデモに変質しかねない」、「似たような安全事故が繰り返されれば対政府闘争の再点火の火種として作用する可能性がある」などの懸念を伝えたことが分かった。また、国情院国内部署はセウォル号の追悼行事である「青春列車」を批判する「韓国大学生フォーラム」コラムの保守メディア(ニューデイリー)への寄稿や、「父母連合」のセウォル号惨事の糾弾集会や横断幕の設置、「教育と学校のための保護者連合」のセウォル号特別調査委員会の活動糾弾記者会見およびセウォル号の教材排除を求める記者会見などにも介入したことが明らかになった。国情院改革委は「国情院が保守団体に要請し、セウォル号に関連する批判コラムの配布、対抗デモ、オンライン活動をするようにしたことは、職務範囲逸脱と判断され関係者の懲戒などを検討し、制度改善を国情院に勧告した」と明らかにした。

 国情院改革委は、国情院職員がセウォル号遺族のキム・ヨンオさんが断食して入院した病院で、病院長と主治医を相手にキム氏に関する情報を得ていた情況も確認されたと明らかにした。ただし国情院改革委は、国情院がセウォル号船舶の実オーナーだという疑惑▽ハッキング・プログラム(RCS)を活用した遺族査察▽セウォル号に積んだ済州(チェジュ)海軍基地建設用の鉄筋積み込みへの国情院の関与などは、事実と見る根拠が発見されなかったと説明した。

 また、改革委はこの日、国情院の「脱北華僑出身のユ・ウソン氏のスパイ操作事件」でスパイ容疑を裏付けるユ氏の弟の供述が何度も覆され決定的物証がなく、捜査の実務陣が「強制捜査は無理」と反対したが、捜査局長が無視したと発表した。しかし、ユ氏をスパイにするための証拠ねつ造の過程で「上層部指揮部」の指示情況はなかったと明らかにした。改革委のこの日の発表で、国情院コメント活動など15大積弊事件に対する調査は終結した。国情院の積弊清算TFは、自由韓国党が調査を要求した金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の国情院積弊や国民が情報提供した疑惑などを今月末まで調査した後、活動を終える予定だ。

ソン・ホジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2017-11-08 21:11
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/818137.html 訳M.C(1470字)
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