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自由韓国党倫理委, 朴槿恵前大統領に離党勧告決定

登録:2017-10-21 05:51 修正:2017-10-21 10:19
洪準杓代表「もう朴槿恵の幻想から目を覚ますべき」
チョン・ジュテク自由韓国党倫理委員長が今月20日午後、ソウル汝矣島党本部で、朴槿恵前大統領の離党問題を決定する倫理委員会を主宰するため、入場している/聯合ニュース

 自由韓国党が20日、倫理委員会を開き、「害党行為と民心の離れ」などの理由で、朴槿恵前大統領に離党を勧めることを決定した。「親朴槿恵」の中心であるソ・チョンウォン議員とチェ・ギョンファン議員に対しても、離党勧誘を議決した。朴前大統領は離党勧誘議決を通知された日から10日以内に離党届を出さなければ、自動的に除名される。朴前大統領は自ら離党する意思がないとされており、事実上最高委員会の議決を経て除名される可能性が高い。現役議員であるソ議員、チェ議員が自ら離党を拒否した場合、彼らを除名するためには、議員総会で党所属議員の3分の2以上が賛成しなければならない。

 自由韓国党のある関係者は「洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表が米国訪問日程を終えて28日帰国してから最高委を開き、朴前大統領の離党を議決すると共に、直ちに議員総会を開いて両議員の除名の可否を決める投票も進める予定だと聞いている」と話した。

洪準杓自由韓国党代表のフェイスブックからキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 倫理委の同日の決定には洪代表の意志が強く反映されている。党の象徴だった「朴槿恵色」を消すと同時に、「親朴の清算」を統合条件に掲げた正しい政党の一部議員に復党の名分を提供することで、保守右派の統合作業の加速化を狙っているのだ。洪代表は倫理委の決定直後、フェイスブックに「もう朴槿恵の幻想から目を覚まさなければならなない」と書いた。

 しかし、チェ・ギョンファン議員は、朴前大統領に対する離党勧誘の決定について立場を発表し、「政治倫理に背く行為であり背信行為」と反発すると共に、「私も党を離れない。党を私党化していく洪代表の辞任に向けて最後まで戦う」と明らかにした。党内では、親朴系の反発のためソ議員、チェ議員に対する除名は行われない可能性もあると見られている。

ソン・ホジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/815411.html 韓国語原文入力:2017-10-20 21:40
訳H.J(1065字)

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