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検察、マクドナルドのソウル事務所などの家宅捜索…「ハンバーガー病」を調査

登録:2017-10-19 03:50 修正:2017-10-19 08:06
原材料納品会社・流通会社など4カ所の資料を確保 
「畜産物衛生管理法違反容疑の捜査のため」
今月7日、ソウル市内のマクドナルド売場の前。完全に火が通っていないマクドナルドのハンバーガーを食べた子供がいわゆる「ハンバーガー病」の溶血性尿毒症症候群(HUS)にかかったという主張が提起され、問題になっている/聯合ニュース

 検察が18日、完全に火が通っていないパティが入ったマクドナルドのハンバーガーが深刻な発病を起こしたという疑惑と関連し、マクドナルドのソウル事務所などを家宅捜索した。

 ソウル中央地検刑事2部(部長パク・ジョングン)は同日午前9時30分から、マクドナルドのソウル事務所だけでなく、原材料納品会社や流通会社など4カ所に検事と捜査官を送り、関連資料などを確保した。

18日、ソウル鍾路区のマクドナルド・ソウル事務所の前で検察職員らが「ハンバーガー病」と関連して韓国マクドナルドのソウル本社の家宅捜索を終え押収品を移している//ハンギョレ新聞社

 今回の捜索は、マクドナルドハンバーガーを食べて、「溶血性尿毒症症候群(HUS)」にかかったと主張し、今年7月にKさん(4)の家族がマクドナルドの韓国支社を告訴してから100日後に行われた。Kさんの家族は、これまで元気だったKさんが昨年9月25日完全に火が通っていないパティが入ったマクドナルドのハンバーガーを食べてから、腹痛を訴え始めたと主張した。以降、状態が悪化し、重患者室に入院したKさんは溶血性尿毒症症候群の診断を受けたという。腎臓が90%損傷されたKさんは、1日10時間ずつ腹部の穴を通じて腹膜透析を受けている。現在、合わせて5人の被害児童がマクドナルドのハンバーガーを食べて溶血性尿毒症症候群や腸炎にかかったと主張し、マクドナルドの韓国支社を検察に告訴した状態だ。これと関連し、検察関係者は「マクドナルドを被疑者として立件したわけではなく、納品会社の畜産物衛生管理法違反の疑いを捜査するため、同時に家宅捜索を行った」と明らかにした。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/814978.html 韓国語原文入力:2017-10-18 17:04
訳H.J(933字)

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