国会企画財政委員会の与野党幹事は12日、アイコス(IQOS)などのシガレット型電子たばこに賦課する個別消費税の税率を、一般タバコの90%に引き上げることで暫定合意したと企画財政委員会の共に民主党幹事であるパク・グァノン議員がハンギョレに明らかにした。国内でアイコスなどは「燃えないたばこ」という理由で電子たばこに分類されており、一般タバコの50~60%水準の税金が賦課されてきた。
税率引き上げに反対したチョ・ギョンテ企画財政委員長(自由韓国党)も通話で「与野党議員が合意して一致した意見を持ってくるならば合意の精神を尊重する」と述べた。ただし、自由韓国党幹事であるチュ・ギョンホ議員は「(一般タバコの)90%にすると決めたことはない」として、追加協議の余地を残した。企画財政委員会は19日頃にシガレット型電子たばこの個別消費税引き上げ案を案件として上げる予定だ。
これに先立って、シガレット型電子たばこに一般タバコと同じ個別消費税を払わせるキム・グァンニム議員(自由韓国党)の法改正案が企画財政委員会租税小委員会を通過し、法改正が順調に進行されるかに見えたが、委員長のチョ・ギョンテ議員が「庶民増税」だとして反対しブレーキがかかったことがある。業界ではこの日、与野党幹事の合意どおりに税率が上がれば、現行4300ウォン(約430円)の価格が5千ウォン(約500円)前後に上がると見ている。