原文入力:2009-08-26午後07:33:23
イ・ギョンミ記者,キル・ユンヒョン記者,キム・ギョンホ記者
←生存対策準備を要求して50日目ソウル市庁西小門別館入り口で野宿座り込みをしている龍山4区域撤去民が26日午前市民らに配る宣伝物を点検している。キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr
26日ソウル,中区,ソウル市庁西小門別館前、忙しく市庁正門を出入りする人々と行き来する自動車の中で‘龍山惨事’犠牲者5人の写真を首にかけたハン・ミョンジン(60)氏が静止画面のように一人で立っている。ハン氏はソウル,龍山区,漢江路2街,龍山4区域撤去民だ。
先月8日から始まった龍山4区域撤去民たちのソウル市庁前‘野宿座り込み’がこの日で50日目をむかえた。覆い一つあるわけでもないない一畳大のゴザが座込み場の全て。ここでご飯も食べ寝もする。ゴザのそばには服,ふとん,水桶など最小限の生活必需品が箱に入れられている。これらはパラソル一つに頼り熱い夏の太陽の光と降り注ぐ雨に50日間耐えてきた。座り込みテントを設置すれば直ちに駆けつける市庁警備員と10回余りもめごとを繰り返し、結局体のみで道端に立った。
ハン氏は龍山4区域で30年間、総菜店などをしながら暮らしてきた。撤去直前には夫と12坪のインテリア店舗を営んでいたハン氏は「1坪でも良いから30年間暮らした場所で商売だけは継続できるようにしてくれというのが、そんなに無理な要求か」と訴えた。
現在撤去民18人が6組に分かれて毎日3人ずつ座込み場を守る。龍山惨事現場で遺族たちを中心に座り込みを進行することとは別に市庁前には撤去民たちが立ち上がった。
ハン氏はこの日午前9時、同僚とともに1人示威のためにこちらにきて前日24時間席を守った他の撤去民と交代した。ハン氏が1人示威をする間、他の撤去民キム・某(64)氏は市民たちに龍山惨事解決を促すビラを配った。キム氏は「傾斜した道端で寝て起きれば全身が殴られたように痛い」と話した。座り込み者たちは主に50~60代の女性たちだ。
政府は金大中前大統領の国葬以後‘和解と統合’を叫んでいるが、龍山惨事は‘私人間の葛藤’であり、警察特攻隊投入は‘適法な法執行’という態度を守っている。これに伴い遺族との対話はソウル市が代わりに進行している状態だ。
ソウル市は今月中旬‘龍山惨事汎国民対策委員会’(龍山汎国民対策委)側と二度会って協議をしたが△政府の謝罪△遺族生計対策などを巡って意見の差異が大きく合意に至ることができなかった。
パク・ネグン龍山汎国民対策委共同執行委員長は「真に和解と統合を望むならばイ・ミョンバク政府が直接協議にはいらなければならない」と話した。
イ・ギョンミ,キル・ユンヒョン記者kmlee@hani.co.kr
原文入力: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/373289.html 訳J.S