原文入力:2009-08-26午前10:09:43
中道歩み・経済好転が影響
“弔問・国葬…湖南 反感弱化”
10月補欠選,国政主導 分岐点
ファン・ジュンボム記者
MB支持率上昇原因は?
大統領府が最近、外部機関に依頼した世論調査でイ・ミョンバク大統領の国政遂行支持度が45.5%(8月23日調査)に跳ね上がったことに鼓舞された雰囲気だ。大統領府は「ろうそくデモ以後、初めて40%を突破した」として歓迎した。
支持度‘45.5%’の実体はどの程度だろうか。大統領府が依頼した調査が一般世論調査機関の調査より通常5%ポイント以上高く出てくる傾向があるという点を勘案しても、イ大統領支持度が上昇傾向にあるという点は明らかだというのが世論調査専門家たちの分析だ。専門家たちはイ大統領の中道実用・親庶民行動,金大中前大統領の国葬決定,南北関係好転への期待感,最近の経済指標好転などが複合的に作用したと見られると解説した。イム・サンリョル リサーチプラス代表は25日「イ大統領が最近、突出発言や強圧的国政運営態度よりは中道実用などやわらかい姿勢を見せている点が反映され上昇勢に乗っていると見られる」と話した。昨年の牛肉ろうそくデモや盧武鉉前大統領逝去などのような‘大事故’が最近なかったという点も上昇勢を後押ししたと見られる。
注目すべき点はイ大統領の支持度上昇に理念的中道層と40代の支持が大きい役割を果たしていることだ。チョン・ハンウル東アジア研究院副所長は「去る22日の調査でイ大統領支持度が一ヶ月前より6.8%ポイント上がったが、このうち自身を‘中道’と答えた層で先月対比13%ポイント以上上がった」として「中道層の上昇勢が保守層支持勢力の停滞ないし小幅下落をはるかに上回っている」と話した。今回の大統領府調査でも中道層の支持度が44%に達したと分かった。特に大統領府は40代の支持に注目している。大統領府関係者は「去る16日、全体支持度が39.7%だった時に40代支持度も40%程度であり、今回も全体支持度45.5%に40代が44%程度出てきた」として「‘中道実用’に影響された40代が主軸となり全体支持度を牽引している」と話した。
イ大統領が金前大統領遺族の国葬要求を受け入れるなど、金前大統領の葬式に柔軟に対処した点も支持度上昇要因と分析される。今回の大統領府調査で湖南の支持度が26%を越え、普段より10%ポイント以上上がったという。これは全体支持度に1%余りの上昇効果を及ぼした。イ・チョルヒ韓国社会世論研究所(KSOI)コンサルティング本部長は「湖南で支持度が上がったということは全体的雰囲気がイ大統領に対する反感がある程度薄められたということを意味する」と話した。
大統領府は40%台に上がった支持度が今後もはずみをつけることができることを希望している。大統領府関係者は「金前大統領の国葬局面で実施した調査なので、45.5%の支持度には一定部分バブルがないと見ることはできない」としつつも「今後、大統領府・内閣改編など人事を無難に断行し他の突発変数がないならば40%台定着が可能だと見る」と話した。
しかし、イ大統領の国政支持度40%台定着可否はイ大統領が標ぼうした中道実用・親庶民行動が実際にどの程度の実効性ある成果を産むかにかかっているというのが専門家たちの分析だ。チョン・ハンウル副所長は「大統領府の立場では経済指標好転など好材料が多い」としつつも「ただし政府が不信を完全に振り払えず急上昇勢に乗ることは容易ではないだろう」と話した。イ・チョルヒ本部長は「大事故がない限りイ大統領支持度がさらに低下せず上昇勢または横ばい相場を維持する」としながら「10月補欠選でこの支持度が実体のあることなのか、期待感の表現なのかが判別されるだろう」と話した。
ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr
原文: 訳J.S