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“33%の壁を越せ”“食い止めろ”…済州道‘審判の日’

原文入力:2009-08-25午後11:31:38
26日キム・テファン知事 住民召還投票…緊張感漂う
あちこちに投票督励横断幕…キム知事“投票しないことが最善”

ソンチェ・ギョンファ記者,キム・ミョンジン記者,キム・トソン ディレクター

←キム・テファン済州知事住民召還投票の総遊説が開かれた済州市,二徒2洞済州支庁前で25日夕、市民たちがキム知事の政策を批判する手立て札を持ちロウソクのあかりを掲げている。 済州/キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

史上初の広域自治団体長住民召還投票を翌日に控えた25日、済州市内は台風の目のまん中に位置したようだ。投票を促す横断幕があちこちにかかった市内は平穏な雰囲気の中にも緊張感が漂っていた。

この日に至っても市民たちの反応は複雑であり投票結果を予測することは難しかった。済州市市庁路で鍵屋を営むムン・ヨマン(60)氏はキム・テファン済州道知事召還投票参加有無について「まだ考え中」と話した。反面、法務士イム・某(71)氏は「賛成でも反対でも明日必ず投票をする」と明らかにした。

公務員たちは「投票場に行くこと自体が見られている」と話した。ある公務員(46)は「誰が投票場にきたのか皆が分かる状況で投票に参加することは難しい」として「しかし他の人は投票をあきらめないで欲しい」と話した。

この日キム・テファン済州道知事住民召還運動本部は最後の遊説戦に入った。一日前の24日にも済州地域保健医療関係者,青年,農民,民主党平党員などが順に‘召還支持’記者会見を行ったが、25日は比較的物静かな雰囲気だった。25日昼には遊説車両2台が済州市内の路地を走り回り明日の投票を知らせ、この日夕7時には300人余りの市民が済州支庁前に集まり最後の集中遊説を繰り広げた。

コ・ユギ キム・テファン済州道知事住民召還運動本部執行委員長は「召還投票に署名した住民たちが7万7千人にもなり、これらが各自1人ずつ知人を投票場に連れて行くならば33.3%の基準投票率を越すことができる」として「しかし投票行為自体を‘賛成’と見なす雰囲気が強く、実際それ位の数の市民が投票に参加するかは速断することはできない」と話した。

キム・テファン済州道知事はこの日静かに一日を過ごした。キム知事は24日午前、記者会見を通じ「住民召還により4ヶ月近く済州道の各種政策が推進に困難を来している。投票をしないことが最善」と明らかにした後、それ以上の日程を定めていなかった。キム知事の運動事務所は「投票結果に対しては簡単に予測することはできない。結果が出れば立場を表明する」と明らかにした。

キム・テファン済州道知事に対する召還投票は26日午前6時から午後8時まで行われ、投票が終われば投票箱を開き投票紙の枚数を確認する。投票率が基準の33.3%以上ならば賛成・反対を確認し召還賛成票が半分を越えればキム知事は解任される。

済州/ソンチェ・ギョンファ記者khsong@hani.co.kr

原文入力: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/373123.html 訳J.S