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‘自殺企図’ 双龍車労組員 “‘復職’話に偽り陳述”

原文入力:2009-08-24午後08:19:04
遺書公開…金属労組, ストライキ労働者 高圧的捜査 批判
“刑事は人でなし…同志を売り渡した私も悪者”

チョン・ユギョン記者

“頭がぼんやりして胸はドキドキして何もできない。扇風機のがたがた震える音もヘリコプターの音のように聞こえ、エアコンの音もヘリコプターの音のように聞こえる。(…)家庭を守らなければならないという考えで私が同僚を売り渡した。(…)申し訳ありません。” 全国金属労組は24日ソウル,永登浦の民主労総大会議室で記者会見を行い、ストライキ参加疑惑で警察捜査が進行される渦中に自殺を図った双龍車支部組合員C(38)氏の遺書(写真)内容を公開した。金属労組はこれを土台に警察が双龍自動車ストライキ参加者に対し無理で高圧的な捜査を行ったと批判した。

C氏は遺書に「助けてやる、復職させてやるという言葉に(…)見たこともないことを見たと偽りの陳述をした」と書くなど、警察が復職を口実に懐柔と脅迫を加えたと主張した。チェ・ヨンギュ全国金属労組事務局長は「3回にわたる警察捜査で、一度捜査する度に20余回以上もこういう懐柔と脅迫が続き、家にいる時もいつも電話をしてきたという」として「民事・刑事訴訟の取り下げ約束を守らないでいる会社側と、労組員ばかり69人を大量拘束するなど過剰捜査を行っている警察が、ストライキ現場からやっと生還した労働者を再び死に追いやった」と非難した。

双龍自動車に15年間勤めたと知られたC氏は76日間、京畿道,平沢,双龍車工場占拠篭城に参加し、去る5日健康が悪化し篭城場を先に抜け出し、その直後に病院で精神科治療を受けた。この過程で警察に3回召還され調査を受けたC氏は20日午後7時頃、京畿平沢市の母親の家で家族と同僚らに宛てた3枚分量の遺書を残して相当量のうつ病薬を一度に飲み自殺を図った。2日間昏睡状態にあったC氏は現在、意識を回復し集中治療室で治療を受けている。

チョン・ユギョン記者edge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/372837.html 訳J.S