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全国38校 登校禁止 ‘新型インフル’ 恐怖 拡散

原文入力:2009-08-24午後07:08:45
教室に手指消毒薬…予防法 家庭に通知
始業迎えて ‘非常態勢’…感染者3千人越え

チョン・ユギョン記者,イ・ギョンミ記者,パク・ヨンニュル記者

←新型インフルエンザ大規模拡散が憂慮され、小学校の始業が相次ぐ中で24日午前、ソウル,城北区,敦岩洞で始業を迎えた誠信小学校1学年の教室で担任教師が生徒たちに予防法について説明している。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

24日午前11時、ソウル,陽川区,木洞,月村小学校で子供たちが始業式を終えいっせいに出てきた。久しぶりに友人に会った喜びで皆わいわい騒いでいたが、‘新型インフルエンザA’に対する心配で緊張した様子だった。

下校途中に一部の子供たちは教室の前の手洗い場に立ち寄り手を洗った。手を洗った6学年チョン・某君は「登校するのに咳をする子供がいたら近よるなとママが言った」として「教室にマスクをして来た友人もいた」と話した。手洗い場で子供たちに手洗い教育をしたチェ・ギョンス保健教師は「朝最初の校内放送で新型インフルの初期症状を説明し、発熱時の行動指針について視聴覚教育も実施した」と話した。

国内新型インフル感染者が3000人を越えた中で、始業をむかえた学校は非常事態になった。月村小学校の場合、全校生1374人の中で20人が外国旅行から帰ってきて7日が過ぎていないため登校しなかった。この学校のイ・ジンギョン(27)教師は「始業前に各家庭に連絡し5人の子供たちに在宅学習をするよう指導し、毎日発熱有無を確認している」として「教室の中にも手指消毒薬を備えつけた」と話した。この学校のパク・ネジュン教頭は「外国に行ってきた子供を中心にひとまず登校自制を頼んでいるが、すでに地域社会感染がなされた状況なので徹底した手洗いなど予防教育に注力している」と話した。

この日、始業式を行ったソウル,城北区,敦岩洞の誠信小学校も11人の子供が登校しなかった。学校正門で下校してくる子供を待っていた父母キム・テヨン(43)氏は「米国で暮らして一ヶ月前ぐらいに帰ってきて初めて学校に子供を行かせた」として「新型インフルが流行しているというので心配」と話した。この日始業した近隣の開運中学校は外国に行ってきた教師5人が学校に出てくることができず正常授業の代わりに自習を行った。

国内初めての死亡者が発生した慶南,巨済市では全体17ヶ中学校のうち16ヶの学校が来る31日または来月1日に始業日を延期した。光州S高保健担当教師は「軽い咳だけでも保健室を訪ねて ‘ひょっとして新型インフルではないか’ と尋ねるなど、学生たちが非常に敏感な状態」として「各家庭に予防要領等を書いた家庭通信文を3回も発送したが、症状や治療方法などを尋ねる父母からの電話が相次いでいる」と話した。大邱市内の中・高校3ヶ所はまだ新型インフル患者が発生していないのに新型インフル拡散防止のために始業を延期した。

‘新型インフル’ 不安感が広がり、教育当局は対策準備に腐心しているものの外国旅行をした生徒たちの正確な現況さえ把握できず困難に陥っている。ソウル市教育庁関係者は「父母たちの中には子供が新型インフルにかかったか否かが確実でない状況で一週間も学校に行かせないことを嫌い学校に申告せず登校させる場合が多い」と話した。教育科学技術部はこの日現在まで新型インフルのために生徒たちの登校を禁止した学校は全国で38校に達すると明らかにした。一方、保健福祉家族部中央インフルエンザ対策本部は24日188人が新型インフルに感染したことが確認され、現在までの感染者が計3113人に達したと明らかにした。チョン・ユギョン,イ・ギョンミ,大邱/パク・ヨンニュル記者edge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/health/372826.html 訳J.S