朴槿恵(パク・クネ)前大統領が使っていた大統領府官邸の居間の四方は鏡張りという証言が出てきた。鏡を剥がすために文在寅(ムン・ジェイン)大統領の大統領府官邸入居が遅れたという話も出ている。
15日付の国民日報は「共に民主党関係者が『実務陣が官邸に手を入れるために入ったところ、四方が鏡張りになっていて驚いた』と話した」と報道した。実際、政界では朴前大統領の官邸の居間に四方が鏡張りになっているという話が以前からあった。歴代の大統領府勤務者は、大統領官邸は外室と内室に分かれているが、外室は参謀との会議空間として使われ、内室は寝室、食堂、居間などの生活空間だと証言している。四方が鏡張りされていた所は内室にある居間だと見られる。
問題の鏡は朴前大統領が大統領府官邸で運動するために使っていたものと推定される。ウ・サンホ民主党院内代表は1月6日、最高委員会会議で「ユン・ジョンチュ行政官がセウォル号7時間の午前中ずっと官邸にいたと言っている。ヘルストレーナーが午前に官邸にいたので、大統領にヘルスやヨガをさせていたのではないか」と疑惑を提起したことがある。
文大統領は今月10日の就任直後にすぐには官邸に行けず、3日後の13日に引越しした。政界では鏡を剥がすために文大統領の引っ越しが遅れたのではないかとの話が出ている。
一方、朴前大統領の義弟でありパク・クンリョンさんの夫であるシン・ドンウク共和党総裁は16日、ツイッターに“鏡の間”について言及し「ドアノブ3人衆に囲まれて世の中と疎通しなかった断絶の壁であり断絶の部屋」という文を載せた。