原文入力:2009-08-20午前06:56:15
北 当局者 MB政府 初訪問…金正日委員長 指示
金大中平和センター“政府がこの機会活用すれば良いだろう”
イ・ジェフン記者,クォン・ヒョクチョル記者
←19日夜ソウル,新村セブランス病院に用意された金大中前大統領臨時葬儀室を訪ねたある弔問客が献花し嗚咽している。 写真共同取材団
北“弔意訪問団派遣”
今回の‘特使弔意訪問団’はイ・ミョンバク政府スタート以後、南側を初めて訪問する北側の当局者であり、今後の南北関係にどのような影響を及ぼすかも関心事だ。特にキム・ジョンイル国防委員長が指示した‘特使弔意訪問団’の格と南側滞留日程は様々な面で示唆するところが大きい。
まず北側が明らかにした弔意訪問団はこれまであった対南弔問団の中で最も高位級だ。北側は具体的人物を特定してはいないが、「朝鮮労働党中央委員秘書,部長をはじめとする5人」と明らかにした。‘朝鮮労働党が指導する‘党・国家体制の北側で労働党秘書は十本の指に挙げられる高位職だ。専門家たちはキム・ギナム労働党秘書(対南担当)が訪問団長を引き受けることがほとんど確実と見ている。キム秘書は2005年8・15民族大祝典の北側代表団長として南側を訪問し、当時セブランス病院に入院していた金前大統領を病気見舞いした縁がある。‘労働党部長’としては対南担当のキム・ヤンゴン統一戦線部長(朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長)となる可能性がある。ただし、キム部長が金前大統領と特別な縁がないという点を考慮すれば、2002年10月経済考察団として南側を訪問し金前大統領に会ったチャン・ソンテク労働党行政部長やキム・イテク党中央委部長が来る可能性も排除することはできない。この他にリ・ジョンヒョク アジア太平洋委副委員長またはウォン・ドンヨン アジア太平洋委室長などが同行するものと見られる。実際これらが南側に来れば北側対南ラインの実力者らが総出動するわけだ。
北側が弔意訪問団の滞留日程で「当日としつつ必要ならば1泊2日で予想」と明らかにした部分にも留意する必要がある。2001年3月チョン・ジュヨン現代グループ名誉会長他界の時、ソン・ホギョン アジア太平洋委副委員長を団長とした北側弔問団は南側に半日だけ留まり引きあげた。北側弔意訪問団の南側滞留日程は21,22日で調整されると予想されるが、それだけ南側の人々と接触できる時間が多くなるわけだ。
政府の対応如何によっては、南北当局間非公式高位級対話成功の可能性もある。金大中平和センターの高位関係者は「イ・ミョンバク政府がこの機会をうまく活用すれば良いだろう」と話した。
一方では北側が‘特使弔意訪問団’派遣方針を北側アジア太平洋委と金大中平和センター窓口を通じて伝えてきた事実を挙げて、北側が南側政府を排除し民間だけを相手にしようとするいわゆる‘通民封官’意図を表わしたのではないかという解釈も出ている。だが、北側の弔意訪問団派遣前例に照らしてみる時、こういう解釈は適切でないとの反論も相当ある。チョン・ジュヨン名誉会長死亡の時にも北側は政府ではなく現代グループ側に弔問団派遣方針を伝えてきた経緯がある。加えて昨年11月以後、南北当局間連絡チャンネルが切れた点も作用しているという指摘もある。
イ・ジェフン,クォン・ヒョクチョル記者nomad@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/372179.html 訳J.S