原文入力:2009-08-17午後09:28:54
昌原地検検事の時、事件宥和圧力 疑惑
民主“姉の夫 ムン氏 緊急逮捕 40分で釈放”主張
ソン・ホジン記者,キム・ナムイル記者
キム・ジュンギュ検察総長候補者が昌原地検検事として在職した2001年、自身の姉の夫がかかわった事件を担当した後輩検事に直接電話した事実が明らかになり、捜査宥和のために不当な圧力を加えたのではないかという疑惑が起きている。
キム候補者は17日、国会法制司法委員会で開かれた人事聴聞会で2001年10億ウォン余りの船舶保険詐欺などで指名手配された姉の夫ムン・某氏の事件に介入したのではないかというイ・チュンソク民主党議員の問いに「(事件に対して)具体的に知らない」として「姉の夫が検察に召還されたと私に話があり、担当検事に電話し内容を確認し私の姉の夫だと告知した」と答えた。当時、釜山地検にいた後輩検事に電話したのが‘圧力’ではないかという指摘に対しては「検察幹部の親戚が調査を受ける際に(担当)検事に知らせるのは人の常」と話した。
しかし、イ・チュンソク議員は「捕えられれば殆どが拘束されるA指名手配者であったキム候補者の姉の夫が逃走46日ぶりに警察に自主出頭した日、警察と検察ともに逃走憂慮が濃厚だとし緊急逮捕を承認した後、僅か40分で逃走憂慮がないとして釈放した」として「当時、次長検事を義理兄弟に持っていなければ可能なことか」と主張した。イ議員はまた「船舶故意沈没疑惑を受けたムン・某氏が実際に10億ウォン余りの保険金を受け取ったが、保険金が(船舶事故) の1週間前に契約解約された船舶リース会社へ渡り取得利益がないと調査され裁判所で無罪になった」とし不良捜査疑惑も提起した。
これに対してキム候補者は「警察捜査段階では分からなかったし、検察へ事件が送検された後、検事が姉の夫を呼ぶ時に電話したもの」として「影響を及ぼしたことはない」と否認した。彼は「無罪になる事件なのに検察が無情にも起訴すると言うのでそうした。(以後)姉の夫に首を突っ込まない」と話した。
キム候補者の弁明にもかかわらず、捜査検事に電話した行為は検事倫理綱領に背反したという指摘が出ている。倫理綱領16条(職務などの不当利用禁止)は‘検事は公・私を明確にするべきで自分または他人の不当利益のために職務や職位を利用してはならない’と規定している。<ハンギョレ>は現在地方検察庁の部長検事として在職している当時の捜査担当検事に電話を何回もしたが、講演や会議などの理由で連絡がつかなかった。
ソン・ホジン,キム・ナムイル記者dmzsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S