登録 : 2017.04.06 22:59 修正 : 2017.04.07 11:52

食薬処「安全性検証されていない」 
女性たち「選択権を認めてほしい」

共同購入でフランスから取り寄せた月経カップが食品医薬品安全処の安全性検査不備を理由にインチョン空港で通関されず全部返送された//ハンギョレ新聞社
 2月末、教会内の性差別などを研究する「メソジスト教会女性指導力開発院」(開発院)が「月経カップ」の共同購入をはじめた。月経カップを使ってみたところ“新しい世界”を経験した研究員のイ・ウンジェさん(24)が、もっとたくさんの人に紹介したいという考えで提案した計画だった。100人程度の参加を予想していたのとは異なり、一週間で500人余りが参加の意思を示した。開発院は入金を完了した413人の月経カップ716個のうち500個をフランスのある業者に予約注文し、海を越えて届く月経カップを待った。

 しかし、先月13日に韓国に到着した月経カップは仁川空港を通過できなかった。一定金額以上の物品は「一般輸入申告」物品に該当し、輸入申告を代行する関税士の助けが必要だった。しかし、イさんが訪ねた関税士10人とも、月経カップの輸入申告代行を拒否した。「韓国で月経カップは販売が不可能な製品」だという理由からだ。ある関税士は「共同購入をしても、大量に輸入すると『販売』とみなされ、法的処置をされることもある」と話した。結局、先月27日に月経カップは仁川空港からフランスに返送された。イさんは「女性たちに生理用ナプキンのほかに月経カップも使うことができる選択権があるべきではないか。国内で入手できず海外から共同購入をしたが、これすらも止めるということは理解し難い」と話した。

多様なブランドの「月経カップ」=資料写真//ハンギョレ新聞社
 月経カップは人体に挿入して月経血を受けとめるシリコン材質の女性用品だ。昨年、生理用品を買うお金がなくて「靴の中敷きを下着に重ねて使う」という低所得層の子どもたちの事情が物議をかもしたところ、1個あたり2万~4万ウォン台(約2000~4000円台)で割安で半永久的に使用可能な月経カップが注目され始めた。「生理痛がない」、「衛生的だ」という使用レビューが拡散し、関心がさらに高まった。すでに米国・フランスなどでは大衆化されている。

 しかし、韓国で月経カップの販売は不法だ。食品医薬品安全処(食薬処)の安全性検査がまだ行われていないからだ。食薬処の関係者は6日、ハンギョレとの電話取材で「体の中に挿入する製品だから製品の安全性などについて詳細な検討が必要だ」と話した。さらに、「個人的に一つや二つずつ海外直接購入をすることまで防ぐことはできないが、無許可の製品を大規模に販売する業者は取り締まるしかない」と付け加えた。食薬処は月経カップの販売・製造のための許可申請書が受け付けられれば、安全性・有効性を検討して販売・製造許可の可否を決定できると明らかにした。

 しかし、月経カップの製作会社が月経カップを生産するのに必要な安全基準が設けられていないという批判も出ている。食薬処の「医薬部外品基準およびテスト方法作成時のテスト項目の設定のためのガイドライン」には、月経カップ製造基準およびテスト方法に対する内容がない。食薬処は「ある製品が多く使われ、知識が蓄積されれば、許可に必要な基準が自然に形成される。しかし月経カップは新しい製品であるため、共有するような基準や情報がまだ用意されていない。説明会などを通じて会社と協力する案を模索している」と答えた。

コ・ハンソル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2017-04-06 16:18修正:2017-04-06 21:10
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/789599.html 訳M.C(1529字)


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