「『魔法』でも『その日』でもない。それは『生理』」
3日午前、ソウル鍾路区の仁寺洞(インサドン)通りに血(赤色の染料)の色がついた生理用ナプキンが貼り出された。生理用ナプキンのそばには「生理ナプキンは人口の半分の必需品、政府が価格統制するのが道理」、「妊娠や出産は高貴なことで、生理は隠さねばならない恥ずかしいことです」と書かれた紙も一緒に貼られた。生理用ナプキンのそばには1万2600ウォン(約1120円)、9900ウォン(約880円)と印刷された領収証もつけられた。女性の必需品である生理用品価格の値上げに反対する女性たちが同日、パフォーマンスのデモを実施した。
この日のパフォーマンスは、一人のネットユーザーがSNSで「ナプキンをつけよう」と提案し、その考えに共感した女性たちが集まって始まった。匿名を希望したプロジェクトの提案者は、国内のナプキン価格が日本、フランス、デンマークなどの2倍から少なくとも1.5倍高いと指摘し、「2010年から2015年まで消費者物価が9.81%値上がりする間、ナプキン価格は24.59%も値上がりした」と説明した。また、「同期間で主な材料となるパルプ価格は29.6%、不織布は7.6%下落している」、「女性に避けられない生理現象に不当な価格をつけるべきではない」と主張した。
彼女たちがナプキンを壁に貼り付ける、少し挑発的なパフォーマンスを選んだ理由は、「生理は隠さねばならないことでも、恥ずべきことでもなく、人間の自然な生理現象」であることを改めて知らせたかったからだ。生理用ナプキンが高くて代わりに靴の敷きパッドを使わねばならなかった学生の事情が触発した生理用品価格をめぐる論争で、ある地方議会の議員は「(公開の場で)ナプキンという言葉を使うのは気まずい」と発言した。パフォーマンスに参加したある女性は「恥ずかしいことじゃないとは知りながら、私もナプキンのことを隠したり魔法と呼んできた」と赤く塗られたナプキンを壁につけた。
韓国語原文入力:2016-07-03 17:41