原文入力:2009-08-12午後07:47:28
裁判所“参加の証拠ない”民主弁護士会“検察, 原則守らない”
ノ・ヒョンウン記者
昨年、米国産牛肉輸入反対ろうそく集会に参加した疑惑で起訴された人々に相次ぎ無罪が宣告されている。警察の一方的連行と検察の無分別な起訴を批判する声が出てきている。
ソウル中央地裁刑事15単独 チャン・ヨンボム判事は昨年6月ソウル,光化門交差点ろうそく集会現場で警察バスに登り捕まり、一般交通妨害と集会および示威に関する法律違反疑惑で起訴されたカン・某(30)氏に無罪を宣告したと12日明らかにした。カン氏はデモを見物し携帯電話のカメラで集会写真を撮ろうと警察バスに登っただけだと主張してきた。裁判所は「カン氏は当時スーツ姿であり、デモに必要なミニ横断幕などの物を所持してもいなかった」として「たとえカン氏がデモに参加したとしても、警察が設置した車壁ですでに世宗路の車両通行が詰まっていた状況だったため一般交通妨害疑惑を認めることはできない」と明らかにした。
同じ裁判所の刑事18単独 イ・グァンウ判事も同じ嫌疑で起訴されたクォン・某(36)氏に最近無罪判決をした。クォン氏は昨年8月光化門付近ろうそく集会現場で警察が水砲に混ぜて噴射した青色色素が服に付いているという理由で警察に連行された。裁判所は「証拠事実を総合すれば、クォン氏は当時デモに参加したのではなく友人らと共にデモ現場を通っていたという事実が認められる」として「クォン氏を逮捕した警察官もクォン氏が集会に参加した場面を見ていなかったが、単に服に色素が付いた人を検挙しろとの指示により逮捕に出たと述べており犯罪事実が立証されない」と説明した。
やはり同裁判所の刑事16単独 コ・ウンソル判事もろうそく集会に参加し警察官に暴行した疑惑(公務執行妨害など)で起訴されたキム・某(50)氏の控訴事実中、不法集会参加に対して一部無罪を宣告した。裁判所は「キム氏がスローガンを唱えたり集会に参加したという証明がない」と明らかにした。裁判所はキム氏が警察官に暴行した疑惑に対してのみ有罪を認めた。
これに対して民主社会のための弁護士の集い(民主弁護士会)のパク・ジュミン弁護士は「集会現場で行う無分別な連行も誤りだが、被疑者の陳述を無視する一方的起訴も問題」として「検察がろうそく集会関連連行者には刑事法の大原則である無罪推定と証拠裁判主義原則さえ守っていないという事実が裁判を通じてあらわれている」と話した。
ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S