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特殊戦司令部キャンプがMBAコース? ソウル大経営大は訓練中

原文入力:2009-08-12午前06:50:23
新入生など84人参加…“グローバルリーダー成長援助, 完全な服従機会”

キム・ミンギョン記者

ソウル大経営大が新入生などを対象に‘特殊戦司令部訓練キャンプ’プログラムを運営し論難がおきている。克己訓練として意味があるという評価もあるが、服従心を育てる‘旧式軍隊文化’という指摘も出ている。

この学校の経営大学生84人は11日午前、2泊3日の日程で仁川にある第9空輸特殊戦旅団で特殊戦司令部訓練キャンプ(SNU Team Spirit Camp)に出発した。参加者は大部分が1学年で参加費10万余ウォンは学校が全額負担した。これに先立ち経営大は去る6月にこのプログラムを知らせ“グローバル リーダーに成長するための援助を与えようと思う”と説明した。経営大は当時参加有無を自律に任せると言ったが、グローバル インターンシップ,奉仕活動,国外交換学生などに支援する際にキャンプ参加者を優先配慮すると明らかにした。参加学生たちはこの日から特攻武術示範・体験や化学兵器対応訓練だけでなく夜間浸透訓練,空輸地上訓練なども体験することになる。

アン・テシク ソウル大経営大学長は<ハンギョレ>と行った通話で「新入生がこれまで入試に集中していて社会性などが不足しているが、今回の機会に同苦同楽し同僚愛も育てることができる」として「一種の‘完全な服従’(total submission)をしてみる機会を持つのも良いと考え特殊戦司令部キャンプを選択した」と話した。

だがこういう教育に疑問を提起する学生たちも少なくない。この学校の経営大生チャン・某(21)氏は「互いに親しくなることができ良いと思うけれども、その方法が軍隊訓練という点に批判的な雰囲気がある」と話した。

チェ・ジェチョン弁護士は「この時代の経営者に要求される創造力と想像力を軍隊式訓練で育てることができるのか疑問」として「登山やスポーツを通じても忍耐と協同精神は十分に育てることができる」と話した。クォン・インスク明智大教育学習開発院教授も「我が国では‘克己’を強圧的な位階秩序の下で耐えて順応するものと理解しているが、克己訓練といえばよく軍隊式訓練を連想させる」として「組織生活適応を助けるものの、結局合理性とか平等な関係形成には役に立たないだろう」と話した。

キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/370785.html 訳J.S