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非正規職 雇用業者 88%が労働法違反

原文入力:2009-08-09午後07:54:57
労働部‘2009年労働白書’

ナム・ジョンヨン記者

←2008年非正規職多数雇用事業場点検結果

非正規職を多く雇用している事業場10ヶ所中の9ヶ所が労働法に違反していたことが分かった。

労働部は9日「昨年、非正規職多数雇用事業場4255ヶ所を点検した結果、88%にあたる3746ヶ所で勤労基準法など各種労働関係法令を守っていないと集計された」と明らかにした。労働部はこれら業者で計1万5093件の法違反事例を捜し出したが、これは企業当たり平均4件に違反したかたちになると付け加えた。

労働部はこういう内容の‘2009年労働白書’を出し、非正規職,年少勤労者などぜい弱階層の勤労監督結果を公開した。

公共部門の違反率も高いことが分かった。非正規職を多数雇用した公企業と公共機関1234ヶ所を勤労監督した結果、76.9%に該当する949ヶ所で法違反事例が現れ、違反件数は2794件だった。業者1ヶ所平均の法違反件数は平均2.9件だった。民間部門は3021ヶ所中で2797ヶ所が取り締まりにかかり違反率が何と92.6%に達し、違反件数は1万2299件で企業当たり平均4.4件を記録した。

また公共部門の違反業者数と違反件数は2007年より各々55.3%,76.9%増え、非正規職雇用の模範を示すべき公共部門の雇用慣行がかえって後退したことが分かった。労働部はこれに対して「公共部門非正規職対策を推進し点検を強化したことが影響を及ぼしたようだ」と話した。労働部はまた18才未満の年少勤労者を雇用した事業場1318ヶ所を点検した結果、78.2%にあたる1031ヶ所で法定勤労時間と最低賃金ガイドラインを守っていないなど法違反事例が現れたと付け加えた。非正規職と年少勤労者などを含め勤労監督がなされた全体2万4915ヶ事業場の点検結果を見れば、83.8%にあたる2万890ヶ所で法違反事例が摘発された。賃金と勤労条件を契約書に明示しなかったり就業規則を作成しないなど、勤労基準法に違反した事例が58.2%で最も多かった。

ナム・ジョンヨン記者fandg@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/370313.html 訳J.S