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検察“双龍車占拠篭城 外部勢力 積極的に介入”

原文入力:2009-08-10午前08:48:06
検察“容共性が濃厚”色上塗り
民主労総“一部事実 膨らませ”

キム・ナムイル記者,ナム・ジョンヨン記者

警察の双龍自動車平沢工場占拠篭城関連者捜査を指揮している検察が‘容共性が濃厚な外部勢力’の篭城介入情況を強調し論難がおきている。民主労総側は「検察が一部事実を膨らませて左傾容共に追い詰めている」として反発している。

大検察庁公安部(部長 ノ・ファンギュン)は9日資料を出し「外部勢力が占拠篭城に積極的に介入した」として「これらは純粋な労働運動次元を抜け出し軍隊組織を模倣し篭城組合員らに軍事訓練を実施するなど公権力投入に備えた」と明らかにした。検察はこの‘外部勢力’が平沢工場福祉棟建物に別途の事務室を設置し占拠篭城を主導した‘双龍車共闘本部’内に‘軍事委員会’を作ろうと企図したと説明した。検察はまたこれらの事務室で70冊余りの理念書籍が発見されたし、事務室の壁には‘駐韓米軍撤収’と書かれた額が懸かっていたと付け加えた。

これと共に検察は占拠篭城に参加した核心‘外部勢力’の1980~90年代運動前歴とは異なる企業の労使紛糾に介入した前歴,国家保安法違反前科などを詳細に明らかにした。検察は先月末、双龍車占拠篭城と関連して警察などが参加した公安対策協議会を開き「労組員らを扇動しストライキの長期化を計画する外部勢力がいる」として、これらに対する処罰を強調した経緯がある。検察関係者は「この事務室は本来からあったものではなく、占拠篭城が始まった頃に福祉棟建物に設置されたものと見られる」として「占拠篭城が解除された後、相当数の外部参加者らが逃げたと見られる」と話した。

検察は「多連発私製銃が登場するなど、これら外部勢力が事態を過激化様相へ推し進めた」として「外部勢力の介入と過激デモ器具製作の背景などを追加捜査する予定」と話した。検察はこれまでいわゆる‘外部勢力’8人を拘束したのに続き、去る8日追加で3人の拘束令状を請求し、水原地裁はこれらのうち1980年代から首都圏で労働運動をしてきたキム・某(42)氏など2人の令状を9日夜発行した。

これに対してイ・スンチョル全国民主労働組合総連盟スポークスマンは「双龍車共闘本部は双龍車事態の平和的解決を要求する地域市民・労働団体が集まったところ」として「検察が一部事実を膨らませ糊塗する旧時代的策略を行っている」と批判した。

キム・ナムイル,ナム・ジョンヨン記者namfic@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/370384.html 訳J.S