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双龍車 大妥協…‘回生’の芽を残す

原文入力:2009-08-07午前08:15:41
労-使“整理解雇 52%, 無給休職・営業転職 48%”合意
77日ぶりにストライキ解除

ホン・ヨンドク記者,キム・ミンギョン記者,キム・ナムイル記者

←双龍自動車労使が整理解雇合意案に署名した6日夕方、京畿平沢市,七槐洞,双龍車,平沢工場勝利広場でハン・サンギュン全国金属労働組合双龍車支部長(一番前左側)がストライキ篭城に参加した労組員らとの別れに先立ち抱擁し涙声で話している。77日ぶりに篭城を解いた労組員らは全員警察バスに乗せられ警察署に連行された。 平沢/<労働と世界>提供

双龍車労使が6日整理解雇者処理方案に劇的に合意した。これに伴い整理解雇について会社側と極限的に衝突してきた双龍車労組のストライキは77日ぶりに終わった。今回の交渉妥結は労組が会社の整理解雇方針を受け入れ会社も整理解雇規模を緩和することによってなされた。

パク・ヨンテ,イ・ユイル双龍車共同管理人とハン・サンギュン労組支部長はこの日夕方8時、平沢工場本館5階会議室で調印式を行い「会社は整理解雇者974人の内、ストライキを行った組合員640人余りが自発的に無給休職と営業転職,分社,希望退職などを選択するようにした」として「人材調整比率は無給休職と営業転職48%,希望退職と分社52%とすることにした」と明らかにした。

←双龍車労使合意事項

この日労使の電撃的合意は去る6月6日、会社側が974人の整理解雇人員を通知した後に一寸の譲歩もなく対立してきた労使が、互いに一歩ずつ退いて初めて可能だった。この過程でウォン・ユチョル(ハンナラ党),チョン・ジャンソン(民主党),クォン・ヨンギル(民主労働党)議員とソン・ミョンホ(平沢市長)など‘双龍車事態解決のための仲裁団’の努力が功を奏した。仲裁団は5~6日整理解雇者と非整理解雇者の比率を去る2日会社側が提示した6対4から5対5に均衡を合わせた案を提示し、労使がこれを受け入れた。この日労使代表会議は平沢工場本館と塗装工場の間の‘平和区域’に置かれたコンテナボックスで昼12時から1時18分まで開かれた。

ハン支部長は代表会議の後、午後3時に塗装2工場で開いた‘報告大会’でこういう交渉結果を伝達し、ストライキ労組員らの同意を受けた。ハン支部長は「構造調整を全面的に防ぐことができなかったのは私の限界」と話した。この日、労使合意案調印と共に5月22日占拠座り込みに入り、この日まで塗装2工場に残っていた457人の労組員らも77日ぶりにストライキを解いた。労組員らはこの日午後8時頃、工場から警察車両に乗って京畿南部の21ヶ警察署に15人ずつ分散し調査を受けた。

労使はこの日、別途実務協議で無給休職者は1年後の生産物量により循環勤務し営業職を新設することにした。今回の人材調整で無給休職・営業転職・希望退職労働者は経営が好転し人材が必要ならば公平に復職・採用することとした。また無給休職・希望退職者は中央・地方政府などが就職斡旋などを支援することにした。会社側は「会社の回復踏み台が用意され、生産設備の被害がなく2~3週内に正常稼働が可能だ」と明らかにした。

一方、検察は交渉妥結とは別にすでに逮捕令状が発給された労組幹部27人とパチンコ・私製銃・火炎瓶を作り使った労組員らを拘束捜査するものの、単純加担者は善処すると明らかにした。

平沢/ホン・ヨンドク,キム・ミンギョン,キム・ナムイル記者ydhong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/369870.html 訳J.S