原文入力:2009-08-02午後07:03:41
集会防止用 各種施設…人波車道に追い出す
ソウル市 “展示会中心に運営”…条例立法予告
ソンチェ・ギョンファ記者
←ソウルの中心、世宗路に造成された光化門広場を見物しようとする市民たちが2日午後、蒸し暑い天気の中でも広場をいっぱいに埋めている。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr
2日正午にソウルの中心にある光化門広場は家族たちと共に休日を楽しみに来た市民でぎっしりと詰まっていた。
李舜臣将軍の銅像周囲に設置された‘12・23噴水’が痛快に水を吹きだすや子供たちは全身で水に当たり喜んでいた。一部市民らは広場の両側を流れる‘歴史水路’に足を漬け暑さを冷ますこともした。ソウル市は光化門広場を開放した8月1日、一日で17万9千人余りがこちらを訪ねたと明らかにした。
しかし道路の真中に島のように置かれた光化門広場の位置づけはすでに色々な問題を産んでいる。8月1~2日のように市民がたくさん集まる時、広場から車道に押し出された市民はまさに事故危険に露出した。2日にも車道上で市民と車両がきわどくかすめる場面が何回も繰り返された。家族と共に来たウ・ヘヨン(47)氏は「広場と車道の床が皆花崗岩なのでよく区別がつきにくく広場の段差もとても低い」として「子供たちが走りまわって車道で事故に遭わないだろうか心配だ」と話した。
集会やデモを防ぐ目的で各種施設をたくさん設置したために広場自体が狭くなったことも問題点に挙げられる。光化門に最も近い側には2771㎡規模のフラワーカーペットが設置されており、市民が通行するのに狭く見える。フラワーカーペットに次いで世宗大王銅像,地下ハッチ広場,李舜臣将軍銅像,‘12・23噴水’が順に並んでいる。このために1万9000㎡の広場全体で人々が集まったり自由な活動をすることができる広い場所は世宗文化会館前面にある1751㎡の大きさの中央広場だけだ。
ソウル市はすでに集会・デモはもちろん多くの人が集まる行事は行わない方針をたてた。イ・ヘウ ソウル市道路行政担当官は「現在光化門広場は空間が狭く一度に2千人余りしか集まることができない」として「人が多く集まる公演や行事よりは展示会を中心に運営する方針」と話した。
さらにソウル市が去る30日に立法予告した‘光化門広場の使用および管理に関する条例’施行規則も広場の政治的・社会的機能を制限している。この内容を見れば△市民の自由な通行を邪魔したり嫌悪感をあたえる行為禁止△許可された範囲内での音響使用△秩序と清潔維持などを明示している。
‘広場条例改正ソウル市民キャンペーン団’と民主労働党ソウル市党は31日各々論評し「市民が自由に活用することができるように光化門広場条例を改正しなければならない」と主張した。
ソンチェ・ギョンファ記者khsong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/369116.html 訳J.S