原文入力:2009-08-01午後03:05:52
’双龍車, 午後3時 交渉再開 “今夜が最大の山場”
会社側 “400人 名誉退職” -労組 “営業職転換・分社” 異見
ホ・ジェヒョン記者
←双龍自動車 労使当事者交渉 二日目の31日午後、京畿道,平沢の双龍自動車平沢工場平和区域コンテナ ボックス交渉場に労組幹部らが入っている。 労使はこの日明け方に続き午後7時30分頃、交渉を再開した。(平沢=聯合ニュース)
双龍車労使が1日午後3時から開かれている6次交渉で最終案を交換し事実上 ‘終末交渉’ を行うものと見られる。労組核心関係者は「会社側と労組側は共に6次交渉で最終案を提出することにし、労組は事実上6次交渉を最後交渉と認識し最終案を準備している」と伝えた。これで3日間にわたり会議中断と開始を繰り返し押し合いしてきた‘労使マラソン交渉’は今夜が最大の曲がり角になるものと見られる。労使は当初この日正午に交渉を継続する計画だったが、労組側が3時間延期を要請し午後3時から6次交渉が始まった。
しかし6次交渉でも労使両側の異見が狭まらなければ再び会議中断する可能性がないではない。労組核心関係者は「6次交渉でも異見が狭まらない可能性は依然としてある」として「確信できるものは何もない状況」と話し慎重な立場を示した。
労使間の核心争点は相変らず構造調整人員数だ。5次交渉までも会社側は整理解雇者976人中60%を整理解雇するなど、最小限名誉退職者が400人以上にならなければなければならないと主張し、労組側は全員雇用維持の大きな枠組みで分社と営業職転換を提案したと分かった。労組核心関係者は「(5次交渉で)会社側が営業職転換者を派遣社員として双龍車に籍を置くことを提案したこと以外には既存の立場を維持しており交渉に難航している」と明らかにした。
労使が越えなければならない壁はまだある。すでに労使交渉で費用問題は大きな問題ではないとの認識が強い。政府のある関係者は「篭城した976人全員が無給休職したとしても年間追加費用は72億ウォン程度」として「費用問題はマイナーな問題」と話した経緯がある。会社は‘第3の投資家を探すこと’を前提としているが、労組は産業銀行持分転換や公的資金投入を要求している状態だ。
また労組に対する会社側の刑事告発問題と民刑事上の責任問題,団体協約改定問題なども越えなければならない課題だ。このように山積した問題について労使が大妥協を成し遂げてこそ交渉が妥結することができ、‘終盤の劇的妥結’の可能性は簡単には占い難い状況だ。
だが労使両側が最終案を出してどんな方法ででも早い時間内に交渉を終わらせる可能性にももう少し重さがある。ハン・サンギュン金属労組双龍車支部長も31日<ハンギョレ>取材陣に「(交渉が)今週を越えることはないだろう」と明らかにし、協力業者の集いである協同会が裁判所に早期破産を出すことにした時点が7月末だった点を勘案すれば、交渉が長期化する可能性は多くないと見える。チェ・ギミン金属労組双龍車支部政策局長はこれに対して「会社側が整理解雇案にコアだわっており交渉が難航しているが、交渉が長期化するのは労使ともに望まなず早期妥結に最善を尽くす」と明らかにした。
←双龍車労組員らが篭城場内で双龍車関連報道を見入っている。 写真. 労働と世界
これに先立ち双龍自動車労使は31日と1日にかけて、5次‘徹夜交渉’を行ったが格別な成果なしに会議を中断した。労使は31日午前7時に4次交渉を終えた後、12時間30分が経過した午後7時30分に5次交渉を再開し1日午前9時まで13時間30分間の交渉を行った。
篭城場内の労組員らは交渉結果をいらだつように待っている。労組員らは ‘期待半,懐疑半’ の心情で交渉結果に注目している。労組員らは‘費用の問題’をすでに越えたという意見を大きな幹として会社側の意図を解釈するのに忙しい。5次交渉の結果を伝え聞いたある労組員(36)は「交渉結果に懐疑的」としながら「会社が72億を惜しもうとこんなにまで交渉を先送りしているのでもない。第3者売却や労組無力化など他の理由があるようだ」と話した。別の労組員(34)は「会社は400人以上の希望退職に固執しており総雇用維持を目標にする労組と立場の差があまり大きくいずれにしても大変なようだ」とかたい表情で話した。
それでも希望のひもを放さない雰囲気は相変らず強い。ある労組員(38)は「(5次交渉で) 13時間以上マラソン交渉を行ったということは、労使がどうにか妥結しようと努力したのではないか」と話した。
労組員らは平常時のように工場屋上などで歩哨に立ったりテレビ ニュースを見て双龍車関連の情報に耳を傾ける姿を見せている。
ストライキ72日目の1日、 労使大妥協で双龍車事態の終止符が打たれるか 平沢には焦燥する視線が行き来している。
ホ・ジェヒョン記者catalunia@hani.co.kr
チェ・ギミン金属労組双龍車支部政策企画室長一問一答
-5次交渉はどうだったか
=大きな進展はなかった
-会社側の態度に全く変化がなかったのか
=会社が昨日6:4の話を公式に持ち出し始めた。6は整理解雇で4が雇用維持だ。6の中には分社と希望退職者が含まれて、4には無給休職者と営業職転換派遣者が含まれるということだ。元来、会社は営業職転換派遣者を6側に入れるのを守ってきたが立場を変えた。 (会社側が営業職転換派遣者も双龍車に籍を置くとして提案したという説明)
-整理解雇者976人に対する6:4なのか
=そうだ
-それでは会社側は60%整理解雇比率を守っているということなのか
=そうだ
-労組の立場の変化は?
=私たちは営業職転換と分社などを受け入れ譲歩している。私たちは(976人に対する)総雇用維持方針だ。
-31日を越して、交渉が長期化されるのではないか憂慮する視線が多い
=私たちも長期化されること願わない。大妥協精神に立って交渉に最善を尽くす。ただし前提条件は‘共に生きよう’だ。私たちはすでに崖っぷちまで来ている。会社側の立場に変化があることを願い継続対話するだろう。今週を越えることはしない。
ホ・ジェヒョン記者catalunia@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/368974.html 訳J.S