北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発を完了していない状態でも政治的目的などにより早期に実戦配備を宣言する可能性があると、米国の専門家らが主張した。
ジョエル・ウィット元米国務省北朝鮮担当官は1日、北朝鮮専門メディア「38ノース」主催の電話懇談会で、「北朝鮮のこれまでの動きからして、(未完成の状態で)SLBMが実戦配備され運用されていると宣言することもあり得る」とし、「政治的衝撃を狙う可能性がある」と指摘した。米航空宇宙研究機関「エアロスペース」のジョン・シリング研究員も「北朝鮮は、ミサイル1~2発を搭載した潜水艦が東海(日本海)を巡察する姿を見せるかもしれないが、それは恐らくポーズに過ぎない」とし、「今の(北朝鮮)潜水艦は実戦用というよりは技術試験用であり、少なくとも1~2回の追加試験を必要とする」と分析した。彼らは、北朝鮮が2019年か2020年頃にSLBMを実戦配備できると予想してきた。
ジョンズ・ホプキンス大学国際関係大学院(SAIS)のカーティス・メルヴィン研究員とバミューデス研究員は同日の懇談会と38ノースに掲載した文を通じて、北朝鮮が最近、江原道元山(ウォンサン)に隣接した文川(ムンチョン)の海軍基地で、船舶の接岸施設と付属建物を大々的に再整備する様子が最近撮影された衛星写真を通じて観察されたと明らかにした。 彼らはこれを根拠に、北朝鮮が核・ミサイルだけでなく、在来式軍事力も改善していると分析した。
韓国語原文入力: 2016-09-02 16:00