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[フォト]恥辱の空間を追悼の空間に…慰安婦被害者を追悼する「記憶の場」

登録:2016-08-30 00:14 修正:2016-08-30 08:30
日本軍慰安婦被害者の「記憶の場」の除幕式が行われた29日午後、ソウル市中区芸場洞南山公園の統監官邸跡地で慰安婦被害者のキム・ボクトンさん、キル・ウォンオクさんと朴元淳ソウル市長をはじめとする出席者が、記憶の場を覆った幕を取りはずしている=イ・ジョンア記者//ハンギョレ新聞社

 日帝の韓日併合条約が強制締結され、植民地時代が始まったまさにその場所である南山(ナムサン)公園の統監官邸跡地が、日本軍慰安婦問題を広く知らせる被害者ハルモニ(おばあさん)たちを記憶するための追悼空間「記憶の場」として生まれ変わった。

 ソウル市と日本軍慰安婦「記憶の場」造成推進委員会(委員長チェ・ヨンヒ)は、庚戌国恥日(韓日併合条約公布日)である8月29日午後、南山の統監官邸跡地に作られた「記憶の場」除幕式を行った。

 ここには慰安婦被害者247人の名前とともに、証言を時期ごとに刻んだ「大地の目」が設置された。

 ユン・ソクナム画家の作品とともに「記憶されない歴史は繰り返される」という文字が刻まれた造形物「世界のへそ」が置かれ、既存の「統監官邸跡碑」と「逆さに建てられた銅像」には、歴史的な意味が加わると見られる。

イ・ジョンア記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

日本軍慰安婦被害者の「記憶の場」の除幕式が行われた29日午後、ソウル中区芸場洞南山公園の統監官邸跡地で慰安婦被害者のキム・ボクトンさん、キル・ウォンオクさんと朴元淳ソウル市長をはじめとする出席者らが、記憶の場を覆った幕を取りはずしている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

29日午後、ソウル南山の旧統監官邸跡地で開かれた日本軍慰安婦の「記憶の場」除幕式で朴元淳ソウル市長、キム・ボクトンさん、キル・ウォンオクさんなどの出席者が「記憶されない歴史は繰り返される」との文字が刻まれた造形物「世界のへそ」を除幕している=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

29日午後、ソウル南山の旧統監官邸跡地で開かれた日本軍慰安婦の「記憶の場」除幕式で朴元淳ソウル市長、キム・ボクトンさん、キル・ウォンオクさんなどの出席者が「記憶されない歴史は繰り返される」との文字が刻まれた造形物「世界のへそ」を除幕している=イ・ジョンア記者//ハンギョレ新聞社

29日午後、ソウル中区南山公園の統監官邸跡地で開かれた「日本軍慰安婦 記憶の場」の除幕式に出席したキム・ボクトンさんと朴元淳ソウル市長が造形物「大地の目」に触れている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

日本軍慰安婦被害者「記憶の場」除幕式が29日午後ソウルの南山公園内にある統監官邸跡で開かれ、慰安婦被害者キム・ボクトンさん、キル・ウォンオクさんと朴元淳ソウル市長ら参席者がイム・オクサン画伯の造形物「大地の目」前でポーズを取っている//ハンギョレ新聞社

韓国語原文入力:2016-08-29 17:34 

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/758897.html 訳M.C

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