原文入力:2009-07-29午前06:50:39
嶺湖南出身 起用負担…有力候補ら早目に排除
スポンサー問題 深層的に疎明を聞いたようだ…“全方向から検証”
ファン・ジュンボム記者
←検察総長候補者に内定したキム・ジュンギュ前大田高等検察庁長が28日午後ソウル,西氷庫洞の自宅前で記者らと質疑応答をした後、家に入っている。 ニューシス
検察総長人選背景
28日イ・ミョンバク大統領の新任検察総長候補者と公正取引委員長人選には‘地域’と‘検証通過’が最優先考慮事項になったという評価だ。
検察総長の場合、この日候補者に内定したキム・ジュンギュ(54)前大田高検長をはじめとして、クォン・ジェジン(大邱)前ソウル高検長,ムン・ソンウ(光州)前最高検察庁次長,シン・サンギュ(江原,鉄原)前光州高検長,ムン・ヒョナム(釜山)前釜山高等検察庁長,イ・クィナム(全南,長興)前法務次官など6人が候補として議論された。しかし‘非嶺南・非湖南’という基準が早目に設定されたと大統領府核心関係者が伝えた。
‘嶺南排除論’はイ大統領が最近打ち出した‘中道実用’路線を考慮し、特に権力機関長人選で嶺南一人占めイメージを濯がなければならないという判断のためと知らされた。ペク・ヨンホ国税庁長が忠南ではあるが、キム・ギョンハン法務長官,ウォン・セフン国家情報院長,カン・ヒラク警察庁長官などが皆TK(大邱・慶北)出身だ。大統領府の一部では‘検察総長を最初から湖南出身に任せよう’という意見もあったが、‘政権の要職を湖南に任せるのは無理’という認識と現政権支持層の反感などを考慮し排除されたと伝えられた。
このために6人の候補の中でソウル出身のキム前大田高等検察庁長と江原出身のシン前光州高検長が終盤まで競合し、業務能力で相対的に良い評価を得たキム前高等検察長が最終落下点なったというのが大統領府関係者たちの説明だ。イ・ドングァン大統領府報道官はキム前高等検察長が国際検事協会(IAP)副会長という点を挙げて「検察を国際基準に合うように先進化できる人物だという点を高く評価した」と話した。
特に検察総長は国会人事聴聞会を経なければならないため、‘チョン・ソングァン事態’の悪夢を繰り返さないために検証に格別の神経を傾けたと伝えられた。大統領府核心関係者は「以前より検証を強化した」とし、「検証できる部分は全方向から検証したと見て良い」と話した。大統領府は特にチョン・ソングァン前候補者の時に問題となった‘スポンサー’問題に対しても、深層的に疎明を聞いたと分かった。大統領府関係者は「チョン・ソングァン前候補者の時のようなことを再現してはならない」として「聴聞会を無事に通過することが重要だ」と話した。
チョン・ホヨル公正取引委員長内定者はこの間、言論で議論された候補群には入らなかった人物だ。ここには学歴背景に対する考慮が作用したという後聞がある。公正委員長には当初ソ・ドンウォン公正委副委員長が有力と検討されたと大統領府関係者が伝えた。しかしソ副委員長がキム・ジュンギュ検察総長候補者と同じ京畿高,ソウル法大出身という点が負担として作用したと分かった。チョン内定者は慶北出身で景福高,ソウル法大を出た。大統領府関係者はチョン内定者に対して「大統領選挙キャンプや業務引継ぎ委員会などに関与しておらずイ大統領と全く縁がない人物」としつつ「該当分野の専門性を考慮した人事と見える」と話した。 ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/368390.html 訳J.S