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公営放送理事選任 密室で‘さっと’…見せかけだけの公募制

原文入力:2009-07-28午後11:13:00
イ・ミヌン教授“申請者 相当数 事前言質の可能性高い”
審査基準非公開‘内定説’拡散…放通委“ノーコメント”

パク・チャンソプ記者

←全国言論労働組合,民主言論市民連合など48団体で構成された‘報道機関宥和阻止およびメディア公共性拡大のための社会行動’会員たちが28日午前ソウル,世宗路の放送通信委員会前で‘チェ・シジュン委員長の辞退’を要求している。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

<文化放送>の大株主であり最高議決機構にあたる放送文化振興会(放文振)理事が既に内定しているという証言が出てきて、公営放送理事選任のための放送通信委員会の公募および審査手続きが見せかけだけという疑惑が大きくなっている。

イ・ミヌン‘公営放送発展のための市民連帯’(公発連)共同代表(漢陽大名誉教授)が放文振理事内定説を公式提起したことと関連し、放送通信委は28日「内定していない。公正に審査している」という立場を表明した。

イ・テヒ スポークスマンはチェ・シジュン委員長が介入したのかという質問に「今あれやこれやとみな話すのは適切でない」として確認を拒否した。放通委がイ・ミヌン教授に申請を勧めたという部分に対しても、ソン・トギュン副委員長とイ スポークスマンは「ノー コメント」と答えた。

だがイ教授は<ハンギョレ>との通話で「放通委で数ヶ月前から私をあちこち探りをかける話が多かった」として政府が推薦時から介入していたことを再確認した。彼は「他の申請者らには放通委局長が電話したというが、私には副委員長が直接電話した」と強調した。

イ教授の言葉から放通委とハンナラ党が放文振と<韓国放送>理事公募をどのように進行してきたのかの一面を斟酌することができる。言論団体関係者たちの話を総合すれば、去る3~16日公営放送理事公募が進行される時から内定説が広がり始めた。言論団体のある幹部は「放送局社長,MB言論特報,メディア発展国民委員会委員を務めた多くの与党候補らが申請を準備したが、上側ではすでに内定したという話が出回り、申請をあきらめたケースが少なくなかった」と伝えた。イ・ミヌン教授も「申請者の相当数は事前に言質を受けて出した可能性が多い」とした。放通委が大統領府や与党などからあらかじめ押し上げた人々に連絡し申請を促したという話だ。

5人の放通委員たちは公募締め切りの後、2回の全体会議を開き候補を圧縮する作業に入った。だが審査基準を公開せず密室で議論が進行され内定説はより一層広がっている。チェ・ミンヒ,青厳言論財団理事は「審査基準の非公開は別の要因が作用するという意味」と指摘した。

政界と言論界ではすでに放文振と韓国放送理事の政派別配分数値まで具体的に出回っている。アン・ジョンサン民主党放送通信専門委員は「ハンナラ党は(放文振理事と関連して)与野6対3比率を強要し、3人に自由先進党持分まで入れろと言い、慣例の文化放送労使推薦持分も認めない態勢」と話した。韓国放送理事会の場合、ハンナラ党が7人,民主党が3人,自由先進党が1人を分け合う式になる可能性が高いというのが言論界の分析だ。

文化放送労組はこの日声明を出し「公募は(公営放送MBCを掌握するための)詐欺だった」としてチェ・シジュン委員長の辞退を要求した。放通委は今週中に放文振理事選任を終える計画だ。 パク・チャンソプ記者cool@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/368369.html 訳J.S