登録 : 2016.06.12 22:07 修正 : 2016.06.13 06:54

国連食料農業機構「約69万トンが不足」 
豆、雑穀など代替作物の生産は増えたが 
コメ、とうもろこしが減り2011年以来最悪

食糧配給を受ける北朝鮮住民//ハンギョレ新聞社
 北朝鮮で昨年、豆や雑穀などの代替作物生産量が前年比で大幅に増加し、急減したコメととうもろこしの収穫量を埋め合わせていたことが分かった。それでも今年の北朝鮮の食糧不足量は、2011年以来最悪の約69万トンに達すると見込まれる。

 国連食料農業機構(FAO)は最近発表した「2015/2016(糧穀年度)北朝鮮食糧供給・需要展望報告書」で、北朝鮮では昨年、コメやとうもろこしなどの主穀を除く豆、キビ、アワ、ソバ、麦、小麦、ジャガイモなどの収穫量が昨年比で35%増加し127万トンに達したと明らかにした。品目別に見れば、昨年6月に刈りいれした小麦、麦、ジャガイモなどの二毛作作物の収穫量は36万3千トンで20.6%増え、キビ、アワ、ソバなどの雑穀は15万6千トンで190%、豆は22万トンで37%増えたと観測された。

 これは、昨年深刻な干ばつで稲の代わりに代替作物を植えた結果とみられる。実際、北朝鮮の稲作面積は2014年の52万5千ヘクタールから昨年は46万5千ヘクタールに減少した。これに伴い、昨年のコメ収穫量は195万トン(玄米基準)で昨年より26%減り、とうもろこしは230万トンで3%減少したと食料農業機構は集計した。食料農業機構は昨年10月、コメ収穫量推定値を150万トンと捉え、先月末には180万トンに、今回さらに195万トンに上方修正した。専門家の間では、北朝鮮の農業基盤が大幅に安定化している傍証と分析されている。最近の多様な対北朝鮮制裁にもかかわらず「北朝鮮のコメととうもろこしの価格は極めて安定的」(統一部当局者)と観測されている。それでも、食料農業機構は北朝鮮が今年外部支援や輸入で充当しなければならない食糧不足量は2011年以来の最大規模となる69万4千トンに達すると見ている。

キム・ジンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-06-12 19:29
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/747835.html 訳J.S(958字)

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