海洋警察は6日、西海(黄海)北方限界線(NLL)付近で不法操業し、延坪島(ヨンピョンド)の漁師らに捕まった中国の漁船2隻の船長2人に対し、領海及び接続水域法違反の疑いで逮捕状を請求した。残りの船員9人は調査が終わり次第、中国に退去させる措置を取る方針だ。彼らは3日午前5時から延坪島の漁師に捕まった5日午前5時23分まで、合わせて16回も北方限界線以南の海を侵犯した疑いをかけられている。海洋警察はこれらの漁船のGPSで航跡記録を分析し、侵犯を確認した。また、彼らには不法操業でカニ10キログラム、サザエ30キログラムの合わせて40キログラムを水揚げした疑いもかかっている。2人の船長は領海侵犯と不法操業の疑いを認めたことが分かった。
中国漁船の船長2人は、領海及び接続水域法に基づき5年以下の懲役又は2億ウォン(約1840万円)以下の罰金刑を受けることになる。
中国漁船は5日午前5時23分頃、北方限界線から南に556メートル、延坪島から北に926メートルの海域で錨を下ろし係留していたところ、延坪島の漁師たちに拿捕された。海洋警察本部は、今年に入って5月まで西海5島の海域で中国の漁船25隻を拿捕した。海洋警察本部の関係者は「北方限界線付近の海域で中国の漁船を拿捕する作戦を行う際には、北朝鮮の警備艦艇と海岸砲の動向を把握してから、海軍艦艇と合同で取り締まりをしなければならないなど、困難を極める。主に北方限界線の北側に追い出す方法で漁場資源を守っている」と語った。
韓国語原文入力:2016-06-06 19:54