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双龍車工場 警察投入 ‘第2龍山’ 憂慮

原文入力:2009-07-20午後07:23:31
労組 占拠篭城 塗装工場 100m前 接近…労組幹部夫人 自殺 ‘最悪危機’

ホン・ヨンドク記者,チョン・ユギョン記者,キム・テヒョン記者

←裁判所が双龍車,平沢工場を占拠中の労組員に対して退去強制執行に入った20日午前、警察が工場内に進入するや労組員らは建物屋上などに退きタイヤに火をつけて燃やしている。燃えるタイヤから上がる黒煙の中で白い水流は警察が火災を防ぐために撒いたものだ。 平沢/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

裁判所が20日双龍車,平沢工場でストライキ労組員らの退去命令など強制執行手続きに入った。3度なされた執行企図は労組の抵抗ですべて失敗に終わった。警察はこの日大規模人員を平沢工場に投じたが、労組が61日間占拠ストライキ中の塗装工場内には警察力を投じなかった。だが労使間対話が行われず ‘強制鎮圧’ の可能性もまた排除できないばかりか、この日労組幹部の夫人が自宅で自殺する事件まで起き双龍車事態は最悪の状況に陥っている。

水原地裁平沢支院パク・ゴン執行官はこの日午前10時頃、イ・サング双龍車法務支援室長など4人と共に双龍車,平沢工場でストライキ中の労組員らに退去命令催告状を伝達するために3度にわたり強制執行に出た。労組員らはボルトとナットをパチンコに装填し発射しタイヤを燃やしてこれらの接近を阻み、パク執行官たちは結局この日午前11時36分頃、‘強制執行不能’を宣言し工場から撤収した。

警察は裁判所の強制執行と同時にヘリコプター2機を上空に出動させる一方、34個中隊3000人余りを投入し塗装工場100m前まで警察力を配置した。消防当局も朝7時30分から屈折はしご車両と化学車両など25台と救急車6台を待機させた。チョ・ヒョノ京畿地方警察庁長官は記者会見を行い「裁判所の強制執行を助け労使間暴力事態予防のために警察力を工場内前線陣地に配置する」と話した。塗装工場内に警察力を投じる件と関連して、チョ庁長は「すべての可能性を残しておいている」と話したが、実際には警察力投入は容易ではない展望だ。

会社側はこの日午前、平沢工場本館と研究所などに非解雇労組員と管理職など2800人余りを出勤させた。これと併せて塗装工場に対する水道水とガス供給を切った。チェ・サンジン双龍車企画財務本部長は記者会見を行い「今日は失敗に終わったが強制執行を通じて工場正常化のために努力する」と話した。

一方、ストライキに参加中の労組政策部長イ・某(34)氏の夫人パク・某(29)氏がこの日昼12時19分頃、安城市,孔道邑の自宅で自殺を図り、平沢グッドモーニング病院に運ばれたが亡くなった。双龍車労組は声明を出し「会社側の整理解雇強行と政府の無責任により5人の労働者の命をすでに奪ったのに続き、今回はその家族の命までも奪い取った」と明らかにした。

平沢/ホン・ヨンドク,チョン・ユギョン記者ydhong@hani.co.kr

原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/366811.html 訳J.S