登録 : 2015.12.16 23:11 修正 : 2015.12.17 06:28

1980年の6次労働党大会=資料写真//ハンギョレ新聞社
 北朝鮮が来年5月初めに予定していた36年ぶりの労働党大会(7次)が延期されたようなニュアンスの北朝鮮主要メディアの報道内容を巡り、南側では甲論乙駁が起きた。南側の報道機関と外信の議論がなかなか静まらないので、北側の朝鮮中央通信は再び新たな報道を通じて労働党大会が計画どおり開かれる事実を確認した。 一種の“修正記事”だ。 労働党の方針に則り報道内容と強度を徹底して調節するだけでなく、南側メディアとは異なり速報競争のために事実として最終確認されない内容を急いで報道する理由もない北側メディアの記事だから、前例のない事態の展開となった。 北側が南側の報道機関と外信報道をリアルタイムにモニタリングしている証でもある。

 16日午前、北朝鮮労働党機関紙の労働新聞と官営の朝鮮中央通信は、「金正恩(キム・ジョンウン)同志は(中略)サムチョン鯰工場の膨大な現代化工事を朝鮮労働党第7次大会が開かれる翌年10月10日までに終わらせることは十分可能とおっしゃった」と報道した。 この日の労働新聞が1面と2面にわたり報道した金正恩労働党第1書記のサムチョン鯰工場現地指導発言を通じて、党大会が5カ月順延されたことを公表したと受け取れる内容だった。 これに先立って北側は、来年5月初めに7次党大会を招集するという労働党中央委政治局の10月30日付決定書を公開発表したことがある。

 「7次党大会が開かれる翌年10月10日」が問題の触発点だった。 「翌年」の後の「の」や句点が省略されたに過ぎないのであれば、党大会の予定には変更がない。 韓国政府当局者も「北朝鮮メディア報道を解釈する過程で、若干意味を違えて受け取られたのではないかという気がする」と話した。合わせて党大会の開催を党中央委政治局決定書で発表したように、延期するにしても公式発表がなければならないという見解が少なくなかった。 日本の共同通信もこの日午前に朝鮮中央通信の報道を根拠に党大会延期を報道して、午後には「党大会の開催が一時来年10月に延期になったという見解が広がったが、北朝鮮の情報によれば開催時期は変更されていない」と報道した。

 南側の統一部担当記者の間でも甲論乙駁が交わされた。 「開かれる」がどの部分までを修飾するのかに関する論争(?)だったわけだ。 北朝鮮の朝鮮中央テレビにも確認を試みた。朝鮮中央通信の記事をテレビのアナウンサーがそのまま読むためだ。 録音までしながら、該当部分を聴いてみた結果、「の」または「に」の声が聞こえたが、それでもはっきりと確信することはできなかった。 朝鮮中央通信の英文記事も確認してみた。 該当部分は「as early as possible and」「in a few years」(「できるだけ早く」「数年内に」)とざっくりまとめて表現されていた。

 問題の端緒を提供した朝鮮中央通信が議論のターミネーターとして再び乗り出した。 この日午後、朝鮮中央通信は「世界的水準に転変するサムチョン鯰工場」という記事を新たに報道した。 該当記事は「我が党の歴史上、特筆すべき事になる朝鮮労働党第7次大会は主体105(2016)年5月初めに開かれることになる」という文章で終わった。

キム・ジンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-12-16 20:18
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/722231.html 訳J.S(1468字)

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