原文入力:2009-01-02午後07:08:16
‘規制改革・公企業先進化・教育改革’に力点
“お金がなくて勉強できない人がいないように” 庶民いだく
4大河川拍車・‘MB式改革’ 社会的論難拡大
クォン・テホ記者
←イ・ミョンバク大統領が2日午前、大統領府で参謀陣が見守る中で執権2年目国政運営方向を明らかにする新年国政演説をしている。 キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr
国政演説何を込めたか
イ・ミョンバク大統領は2日新年国政演説で‘経済再生’を国政の最優先課題として提示した。イ大統領は政治・社会的論難を意に介することなく‘MB式社会改革’を押し進める意向も明確にした。
■経済回復に重心
イ大統領がこの日明らかにした4大国政運営方向の一番目は‘非常経済政府を構築し経済危機克服にまい進する’であった。イ・ドングァン大統領府報道官はブリーフィングで「現在を戦時に準ずる経済状況と見て、更に迅速で果断に対応するために覚悟を新しく固めるという意が含まれている」として「これを後押しするために(非常)経済対策会議も作り必要の都度、招集し助言も聞いて重要な決定も下す」と説明した。
イ大統領は経済再生とともに民生分野をきめこまかく見回すという趣旨で‘暖かい国政’という国政スローガンも提示した。イ大統領は「国民ひとりひとりを見守る暖かい国政を広げる」として「お金がなくて勉強ができない人がいないようにするということが確固たる信念だ。欠食学生もいないようにする」と約束した。この間、‘金持ち減税’論難,総合不動産税引き下げなどでイ・ミョンバク政府が庶民をないがしろにしているという指摘が相次いだ上に、経済危機で庶民の生活が脅威を受ける場合に政権の威嚇要素になるという点を考慮したと見られる。
イ大統領は緑色成長に対する強い意志も表明した。大統領府は今月中旬に新しい成長動力17ヶ事業選定および緑色ニューディール方案などを発表する予定だ。イ大統領はそれと共に大運河論難がある4大河川事業を‘緑色ニューディール事業’に規定して、これを強力に推進することだと明らかにした。
イ大統領はこの日の演説で改閣関連言及は避けた。しかし大統領府の中でも就任1周年に先立ち改閣を実施し‘執権2年目’を新しく始めると見る向きが多い。
イ・ミョンバク大統領の新年国政運営4大方向
■中断なき改革?
イ大統領はこの日「世界的な経済危機の逆風を、国の体質を変える改革の機会として活用しよう」と語り、社会全般の改革作業に速度を出すことを明確にした。イ大統領は△規制改革△公企業先進化△教育改革を具体的項目として言及した。この三項目はイ大統領が大統領選候補時期から公約に強く出していたが、規制緩和を除いて去る1年間の推進状況は不十分だったと自ら評価している分野だ。これと共にイ大統領は法治確立,労使文化革新などに言及したがすべて社会的論難が多い題目だ。
これに伴いイ・ミョンバク政府執権2年目にも市民社会および労働界と政府・与党間の摩擦と緊張はより一層激しくなる可能性が憂慮される。これと関連してイ・ドングァン スポークスマンは「基本認識は危機がまさに機会」として「IMFの時、公共改革や労使関係先進化,労働市場先進化などは途中で止まってしまった。‘中断なき改革’ということは国の枠組みを変えるという覚悟で体質改善に立ち上がろうという呼び掛けをしたこと」と説明した。
一方、イ大統領は30分近い演説の間、‘危機’という単語29回をはじめとして、‘経済’ 17回,‘働き口’ 14回,‘皆’と‘共に’という単語を各々11回と10回使った。しかし危機状況下で国民を団結させる新しいメッセージは見えなかったし、政府が推進中の既存政策を継続して羅列する方式で進行された。
クォン・テホ記者 ho@hani.co.kr