原文入力:2009-07-16午前08:12:50
(*)シバジ:代理母
ソン・ギョンファ記者
韓国の男と結婚し二人の娘を産んだ後に捨てられたベトナム出身女性(<ハンギョレ> 2007年7月6日8面“私はシバジとして利用された”)に対して、韓国人前夫が損害賠償をしなければならないという裁判所の判決が下された。
ソウル中央地裁民事86単独キム・スンコン判事はベトナム出身トゥハ(26・仮名)氏が前夫B(53)氏を相手に提起した損害賠償請求訴訟で「B氏は前夫人に2500万ウォンを支払え」として原告一部勝訴判決をしたと15日明らかにした。
裁判所は判決文で「B氏は前夫人が産んだ子供を引き離し別に育て前夫人の親権および養育権を侵害しただけでなく、本人の人格権などを侵害し精神的損害を負わせた」と明らかにした。裁判所はまた「B氏は前夫人に代理母約定を結んだというが、証拠がなく例えそのような約定があったとしても生母から子供の養育権を排除する約定は民法に違反し効力がない」と付け加えた。
1982年結婚したB氏は子供ができないので2003年に協議離婚した後、その年子供を出産する女としてトゥハ氏に会い結婚した。初めての娘を産むやB氏は子供を前妻のところに連れていき育てるようにし、2番目の娘の出産日が近づくとトゥハ氏に離婚を要求した。2005年B氏はトゥハ氏と離婚した後、20余日後には前妻と再婚し二人の子供を育てた。
先立って去る2月、ソウル家庭裁判所はトゥハ氏がB氏を相手に出した養育者変更審判請求を棄却したが面接交渉権は認めた。これにB氏は抗告したが棄却され、再抗告し現在大法院の判断を待っている。
ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr
原文: 訳J.S