本文に移動

就職準備 私教育費月100万ウォン軽く‘折りシワ’

原文入力:2009-01-01午後10:32:16
塾費70万ウォンに考試院・食代…無料授業に長い列
公務員人員縮小に憂鬱…“家に援助を頼んで申し訳ない”

ユ・ソンヒ記者

ソウル S大4学年イ・某(26)氏は‘9級公務員試験準備生’だ。昨年1学期には休学までして挑戦したが落第した後、2学期には学校の講義を1科目だけ聞いてソウル,鷺梁津の考試院に住み込んだ。卒業と同時に‘失業者’になるのもぞっとするが、それ以上に直ちに彼を困らせているのは‘就職私教育費’だ。

イ氏はこの頃朝6時には起きる。無料の‘演習’授業を聞くためだ。7時30分に始まるが7時までに行っても後ろの席しか残っていない。李氏は「6時30分頃から前の席に座ろうと列をつくる人々を見て恐怖を感じた」として「お金を出して聞こうとすると20万ウォンを越えるから席競争が激しい」と話した。

無料授業が終わる9時に朝御飯を食べて学院自習室で予・復習をする。午後1~7時には単科班授業を聞く。国語,英語,国史,行政法,行政学が試験科目だ。科目当たり二ヶ月に17万ウォンずつを払う。教材費20万余ウォンは別途だ。イ氏は「去る二ヶ月間に3%加算点をくれる情報処理産業技師資格証を取ろうと1ヶ月20万ウォンずつ払い授業を聞いた」と話した。

生活費も侮れない。学院そばの3.3坪考試院は1ヶ月に33万ウォン、 ご飯は食堂で済ます。ぼそぼそしたご飯に味噌汁,キムチチゲなどが交互に出てきて2~3種類のおかずがつく一食の食事が3500ウォン。彼は「10枚ずつ食券を買えば3千ウォンに割引される」として「食堂を二,三ヵ所選んで食券を買うと1ヶ月30万ウォンぐらいかかる」と話した。

そうして一月に使うお金が120万~130万ウォンに達する。イ氏は1日「今年公務員選抜人員が大きく減るという話に鷺梁津の雰囲気は冷たい」として「数千対1の競争率を突き抜ける自信もないが、大学卒業後にも家に援助を頼むのが申し訳ない」とため息をついた。

‘就職酷寒’の中で大学生たちの就職に向けた苦闘は涙ぐましい。昨年11月採用情報業者ジョブコリアの調査によれば、大学生の半分以上が就職準備のために私教育を受け、彼らが払う就職私教育費は1人当り年間193万ウォンに達する。

地方私立大を出た‘就職浪人生’キム・某(26)氏も就職私教育費に頭が痛い。公・私企業を問わず“受けてみよう”という心情というキム氏も月に60万~70万ウォン程を私教育費として払う。

キム氏は朝7時30分にTOEIC学院に行くことから一日を始める。受講料15万ウォンに教材費2万ウォンは別途だ。「4ヵ月間学院に通っているが900点を越えることができず気が焦る」として「地方大出身という弱点を克服しようとすれば900点台は必須」といった。学院授業が終われば近所の読書室で復習をする。9万ウォンだった読書室費も先月からは11万ウォンに上がった。午後2時からは‘公企業対応学院’に行く。専攻の経営学原論授業は二ヶ月で24万ウォン、常識は二ヶ月で36万ウォンだ。キム氏は「昨年運良く大企業書類選考を通過し討論面接とプレゼンテーションをしたことがあるが、めちゃくちゃだった」として「学院に行って備えるか苦悩中」と話した。

彼は「昨年、1年きっちりお金をかけて一生に備えるという気持ちで始めたけれど思ったよりお金が多くかかる」として「それでも親戚の家に居るので生活費負担がないのが幸運」と語った。

ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/330868.html

原文: 訳J.S