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韓国の公務員採用で最優先されるのは愛国心?

人事革新処、法改正案立法予告 
実際の検証では最重要の基準に
人事革新処//ハンギョレ新聞社

 公務員が追求すべき公職価値として、愛国心、民主性、清廉性、道徳性、責任性、透明性、公正性、公益性、多様性が順に法に明示される。

 人事革新処は17日、こうした内容を込めた「国家公務員法改正案」を立法予告すると明らかにした。人事革新処は「既存の国家公務員法に公職社会が指向すべき価値基準が抜けており、より究極的な方向性を提示するため公職価値条項を明文化した」と説明した。

 だが、人事革新処は国家公務員法改正案の報道資料本文では、新設される公職価値として、清廉性、透明性、責任性、公正性の4種類の価値だけを提示し、愛国心や民主性など残り5種類の価値は付随する参考資料にだけ記載した。最近、国家公務員5級公開採用(行政試験)など様々な公務員試験面接で「愛国歌」(韓国国歌)を歌うことや太極旗(韓国国旗)を描かせるなど、愛国心を強要する試験が出され問題になり、“愛国心”を前面に出さないようにさせたものと見られる。

 だが実際の公職価値観の検証では、愛国心が最も重要な評価基準になるものと見られる。人事革新処は4月の公務員公開採用面接で公職価値観などを深く検証させており、公職価値の項目選定のためアンケート調査を進め、専門家フォーラム、諮問団会議も開いた。

 一方、改正案は公務員人事で「職務成果」に対する比重を大幅強化し、報酬の決定に職務成果を反映することにした。また家族を看護する時だけ認められた家事休暇を、両親を扶養したり子供の世話する場合にも適用できるように家事休暇に拡大させた。

キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-17 22:17

https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/717856.html 訳Y.B

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