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韓国エリート教育の実態、小中学生に大学入試レベルの英語、教師が入学用模擬面接

登録:2015-11-11 01:24 修正:2015-11-11 07:52
自律型私立高校、特殊目的高校の英語キャンプ百態 
2013年の規制緩和でキャンプ運営が可能に 
「実施高校への入試用に変質し 
参加学生に特恵与えるおそれも」
ソウルで子供たちが英語の授業を受けている様子=キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社

 「芸術家には、政府の規制なしで表現の自由を与えるべきだという意見があります。あなたは、このような意見にどれほど同意できますか?」

 ソウルの大元(デウォン)外国語高等学校の英語キャンプに参加申込するためのホームページに10日に載っていた英語のエッセイ問題だ。同校の英語キャンプに参加を希望する小学校6年生から中学2年生までの生徒は、この質問に対する英語のエッセイを提出して語彙力や表現力などを評価してもらう。大学生もすぐには答えられない難しいテーマで、英語圏の大学に進学する際に受けるTOEFLやIELTSレベルの英語力が求められる。

 龍仁(ヨンイン)地域の自律型私立高校(自私高)である外国語大学付属高校は、英語キャンプで政府機関や企業などの採用基準として使われる国家公認英語資格試験のFLEXの成績でクラス分けテストで活用する。また、他の自私高であるハナ高校も、実用英語の認証評価試験であるPELTを通過しなければ、小3〜中2対象の英語キャンプに参加できないようにしている。

 10日、教育団体「私教育の心配のない世界」(私教育心配)は外国語高校や自律型私立高校などが、夏休みや冬休みに小中学生を対象に開く英語キャンプの実態資料を公開した。

 通常20日間ほど入所する英語キャンプには300〜400万ウォン(約32~43万円)の費用がかかる。多額の費用と難しい入所試験にもかかわらず学生が集まる理由について、私教育心配は「キャンプに参加した生徒を対象に、その高校の在職教師が直接入学選考と関連した自己紹介の添削指導や模擬面接などを提供しているため」と分析した。例えば外大付属高校の英語キャンプは現職教師が授業と特講を担当しており、深化過程は、入学広報部長の特別講義や、自己紹介書の添削、外大付属高校の面接形式に合わせた模擬面接などが含まれている。私教育心配のソン・インス共同代表は「これでは英語キャンプの目的が英語力の向上なのか高校入試のためなのか分からない」とし、「さらに危険なのは、生徒の選抜過程でキャンプに参加した生徒を優遇する可能性もあり、それを規制する手段がないことだ」と指摘した。

 現行法によると、学校は在学生でない生徒を指導することはできない。閉ざされていた扉を開けたのは政府だ。政府は2013年に「第4回投資活性化対策」を介して、小中高・大学の施設を活用した英語キャンプを許可することにした。私教育心配は「英語キャンプは、実施校が英語能力を備えた小中学生を青田買いするのに活用されている」とし「教育部は非教育で不正な自私高と特別目的高の語学キャンプを全面禁止すべきだ」と主張した。

オム・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-10 19:49

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/716836.html 訳H.J

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