原文入力:2008-12-31午後08:21:34
業務報告1順位に‘経済’ 北核などは後まわし
イ・ジェフン記者 クォン・ヒョクチョル記者
←ユ・ミョンファン外交通商部長官(左端立っている)が31日午前、大統領府で開かれた外交通商部・統一部・国防部新年業務報告で挨拶をしている。 大統領府カメラマン団
統一・外交通商・国防部など外交安保3部署の31日新年業務報告の核心の話題は‘経済興し’に圧縮される。
イ・ミョンバク大統領主催で31日大統領府で開かれた3部署業務報告で重点討議課題は‘韓半島および国際平和安保増進方案’と‘経済危機克服のための外交安保政策方案’等2ヶだったが、‘経済興し’に重心がのせられた。これは‘固有業務の他にも経済危機克服に寄与できる方案を重点報告せよ’という大統領府の事前指針と無関係ではない。
外交部は業務報告の題名を最初から‘経済興しと成熟した世界国家具現’として、‘経済興し外交強化’を‘3大優先推進課題’の先頭に据えた。‘北韓核問題の実質的進展’は3順位に押しやられた。‘経済興し外交’および‘新しい成長動力創出のための外交的支援’の具体的内容として△金融危機対応外交△海外市場拡大のための自由貿易協定など制度的基盤構築△保護貿易主義対応および投資誘致活動強化△‘低炭素緑色成長‘の国家ブランド化推進などを提示した。イ・ミョンバク政府がスタート初期から強調してきたもので新しい内容ではない。
国防部は業務報告要約資料分量の中で半分を‘経済危機克服のための7大国防課題’に関連する内容で満たした。7つの課題は詳しく内容を説明した反面、韓-米軍事同盟や軍構造と戦力構造改革を扱った国防改革基本計画,南北軍事的緊張緩和と信頼構築,駐韓米軍基地移転交渉など主要国防懸案は簡略に言及して済ませた。
国防部が重点報告した‘経済危機克服7大国防課題’は産業体に配分する産業技能要員と専門研究要員を2千人余り増配し技術人材の供給を拡大するということを除けば大部分既に推進した事業を総合整理した水準だ。またイ・ミョンバク大統領が経済成長パラダイムとして提示した低炭素緑色成長時代に備えて‘緑色軍’建設方針を報告したが、具体的内容を見れば隔奧地と島に新・再生エネルギー発電設備の拡大,高効率照明器具であるLED電灯9万ヶ余り交替など日常的環境活動に留まった。防衛産業輸出が新しい成長動力として強調され今年の防衛産業輸出目標を12億ドルとした。しかし現実より意欲が先んじているのではないかという指摘も出ている。
外交安保部署が本業ではない‘経済興し’に焦点を合わせたことに対する適切性論議も起きている。米国のオバマ新行政府スタートなどで北朝鮮の核問題などと関連した2009年韓半島情勢が重大な峠道に入る可能性が高いが、これら問題が優先順位が後回しにされた姿であるためだ。国策研究機関のある専門家は「国家利益を最前線で守り拡張しなければならない戦闘部隊が兵たんなど後方支援業務まで引き受けようとするわけ」と批判した。
イ・ジェフン,クォン・ヒョクチョル記者 nomad@hani.co.kr