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京畿道の「登下校安心アラート」で東海を「日本海」と表記

登録:2015-06-30 18:01 修正:2015-07-01 06:19
 SK協力業者、父母の抗議に言い逃れをしたが
 結局、表記の事実を容認
 京畿道教育庁、一歩遅れて調査
 「該当業者の付加サービスを中断」
教育部と京畿道教育庁が子供の安全な登下校のために施行中の「小学校安心アラートサービス」地図で、東海を日本海と表記していることが明らかになり父母たちが抗議した =「小学校安心アラート サービス」キャプチャー//ハンギョレ新聞社

 教育部と京畿道教育庁が子供の安全な登下校のために施行中の「小学校安心アラートサービス」の地図に、東海を日本海と表記していることが明らかになり父母たちが抗議した。 該当端末を普及中のSK協力業者は、最初は「父母たちが正しくアプリをインストールしたか分からない」として言い逃れた。だが、結局「日本海」とも表記される事実を認めた。

 30日、京畿道・始興(シフン)のある小学校の父母たちと端末普及業者であるSKITパランの話を総合すると、SKITパランは22日から始興のある小学校に、犯罪から幼い児童たちを保護するために「小学校安心アラートサービス」の提供を始めた。 小学校低学年の児童たちの両親が月に5500ウォンを払えば端末を通じて子供の登下校状況を保護者の携帯電話に伝送するサービスだ。

 このサービスを受けるためにはグーグルのプレイストアから該当業者のアプリをダウンロードするが、このアプリで位置を表示する移動型AP内地図で、東海が日本海と表記されていた。

 ある父母は「教育庁が児童たちの安全のために安心アラート事業をするというのに、父母に東海が日本海と表記された地図を使わせるとはどういうことか」として抗議した。

 SKITパランなど企業3社は始興のある小学校で実施する安心アラートサービス事業の公募に参加し、審査を経てサービス業者に指定された。 現在、京畿道では10万人余りの父母がITパランをはじめ多くの企業が提供する安心アラート サービスを利用している。

 ITパランの関係者はハンギョレに「私たちが使うアプリを見れば東海と表記されている。父母たちが私たちのアプリではない別のアプリをダウンロードしていないか先ず確認しなければならない」として、日本海と表記される事実を否認した。

 しかし、ハンギョレが該当父母の携帯電話を確認した結果、位置を教えるアプリから移動型APに入れば世界地図上に東海が日本海と表記され、ズームインすると東海に変わり、ズームアウトすれば再び日本海になることが確認された。

 サービス業者の逃げ口上に怒った父母たちの追及が続くと、ITパラン側は「(アプリで使用している)グーグルの地図で日本海と表記されたり東海と表記されやり行ったり来たりするようだ。 私たちがそこまでは気がつかなかった」と一歩遅れて誤りを認めた。

 ある父母は「日本海と表記されたり東海と表記されたりする地図を出しておいて、「そういうこともありうる」と納得する人がいるか。このような問題を父母から提起されれば、少しは緻密に確認してみる努力もせずに(父母が)「あきらめるだろう」と思っているのではないか」と追及すると、該当業者は「申し訳ない。積極的に対応すべきだった…」と認めた。

 京畿道教育庁は問題が起きると調査を始め、父母たちに対して謝罪する家庭通信文を発送することにした。 京畿道教育庁関係者は「現在は東海と表示されているが、とにかくあってはならないことが起きた。直ちに家庭通信文を通じて父母たちに謝罪し、携帯メール以外の該当業者の付加サービスを中断するよう措置する」と話した。

水原/ホン・ヨンドク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/698204.html 韓国語原文入力:2015-06-30 17:08
訳J.S(1656字)

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