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ゼイド国連人権機構代表「安倍首相は慰安婦被害者と面会すべき」

登録:2015-06-26 08:10 修正:2015-06-26 08:36
 「北朝鮮が反発しても人権事務所の役割果たす」
 北朝鮮「北南関係破局に突き進む」
ジャイド・ラド・アルフセイン国連人権最高代表(左)が24日午前、ソウル麻浦区城山洞の「戦争と女性人権博物館」を訪問し、日本軍慰安婦被害者キム・ボクトンさんと挨拶を交わしている =シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 ゼイド・ラアド・アル・フセイン国連人権機構代表が25日、日本軍慰安婦問題解決のために安倍晋三首相が被害者ハルモニ(お婆さん)に会う必要があると勧告した。

 23日の国連北朝鮮人権事務所ソウル開所式参加のため訪韓したゼイド代表は、この日、訪韓日程を終えて開いた記者会見で、「日本の首相がいわゆる慰安婦、または第二次大戦当時に強制性的奴隷とされたお婆さんと会って直接話をすることになれば役に立つだろう」と述べた。前日に自ら直接、慰安婦被害者に会ったゼイド代表は、「訪韓期間中で慰安婦にされたお婆さんとの出会いが最も大きな感動となった。このような悍ましい蛮行をこのまま見過ごすことはできない」と述べ、今後、国連人権機構次元の積極的な対応に出る意向を明らかにした。

 また、ゼイド代表は「(国連北朝鮮人権事務所設置に)北朝鮮が反発するからといって事務所の役割が萎縮することはない」と述べ、北朝鮮の人権状況調査などの機能に忠実であることを強調した。ゼイド代表は北朝鮮が23日、抑留中の南側国民キム・グッキ氏とチェ・チュンギル氏に無期労働教化刑を宣告したことについて「北朝鮮には国連加盟国の資格がない」と批判した。

 北朝鮮はこの日も北朝鮮人権事務所開設に対し激しく反発した。北朝鮮の対南機構である祖国平和統一委員会は声明で「北南関係はこれ以上回復することも収拾することもできない破局に突き進むことになった」として「南朝鮮傀儡輩党はすでに話をする時が過ぎ去ったことをはっきり知らねばならない。最後の決断が残っているだけ」と主張した。北朝鮮は北朝鮮人権事務所開所に対し19日、光州(クァンジュ)ユニバーシアード不参加を通知したのを始め、相次いで強硬対応している。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-25 21:36

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/697572.html 訳Y.B

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