ホン・ヨンピョ統一部長官が、今年深刻な干ばつとなっている北朝鮮を支援する計画を検討していると明らかにした。今年、北朝鮮は2000年以来、最も降水量が少なかった昨年よりさらに深刻な干ばつを体験している。 ホン長官は23日、記者懇談会で「友人と喧嘩した時、その友人に良くないことが起きれば助けて仲良くなれるように、南北が干ばつで苦しんでいる状況が交流協力の契機になるのではないかと考える」として「我々には必要な支援をする用意が十分にある」と述べた。 ホン長官は「北朝鮮が昨年の干ばつで貯水池の水が減った状態で、今年はさらに深刻な干ばつとなり非常に困難な状態」として「どのようにアプローチするかを検討中」と述べた。 統一部関係者は「揚水機や農作物の苗木を送る方法がある」と説明した。 北朝鮮は干ばつが続き、相当数の苗が根をおろせない状況だ。5月の北朝鮮の降水量は41.7ミリで、20年間の5月平均降水量76.4ミリの57%に終わった。