登録 : 2015.06.14 22:55 修正 : 2015.06.15 08:43

米紙ワシントンポストとのインタビュー記事 //ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)大統領の記者会見嫌いは、すでに全国民に知れ渡っている。任期の折り返し地点を目前にした今まで、記者たちと質疑応答を行った記者会見は、2回だけだった。個別のメディアが朴大統領と単独インタビューをしたことはない。

 朴大統領はしばしば、外国歴訪に先立って、例外的に相手国の有力メディアとのインタビューに応じる。今までの大統領もそうだった。海外メディアが国内メディアよりも近い距離で朴大統領と質疑応答するわけだが、その国に韓国について肯定的な印象を与えるためなら、当然行うべきことであろう。国内メディアがたびたび、海外メディアから引用する形で南北関係などに関する朴大統領の構想を報道するのも、このためだ。米国の日刊紙ワシントンポストが12日、朴大統領とのインタビュー内容を報じたことを受け、国内メディアがこれを引用したのも同じパターンだった。訪米はキャンセルしたが、事前に約束したインタビューまではキャンセルできず、11日、大統領府でインタビューに応じたという。

 それにしても今回のインタビューは、朴大統領と大統領府の慢性的な国民との疎通方法の問題を再び露呈した。「韓日両国の慰安婦問題の交渉に相当な進展があり、交渉の最終段階にある」という朴大統領のインタビュー内容は、それ自体としては梗塞された韓日関係の新しい局面を予告する大きなニュースだった。朴大統領はインタビューで韓米中間の最大の外交懸案である高高度防衛ミサイル(THAAD)についても初めて言及した。

ソク・チンファン記者 //ハンギョレ新聞社
 大統領がこのような重要な内容を国内メディアではなく、海外のメディアに先に語るのは、必要に応じて適切に判断した結果と言える。ただし、韓国の国民が、自分たちの大統領が韓国語でのインタビューした内容を、外国メディアの英語記事から韓国語に翻訳した文章で知る、というのは奇妙なことである。特に今回のように敏感な事案の場合、正確な文言(wording)が重要であるが、韓国のメディアは、韓日関係と慰安婦の交渉についてワシントンポストが、朴大統領が語ったと報じた「ファイナル・ステージ」(final stage)、「コンシダラブル・プログレス」(considerable progress)という英語を、それぞれ「最終段階」、「相当な進展」だと解釈し、朴大統領が述べた内容として報じた。しかし、実際は、朴大統領が韓国語でどのように言ったのかはわからない。大統領府は、記者たちの再三の要請にもかかわらず、朴大統領が語ったとされる韓国語の原文の公開を頑強に拒否した。今回は、米国(英語)メディアだったからよかったものの、次にサウジアラビアのメディアとのインタビューをしたら、その時はどのように解釈したらいいのか見当がつかない。

ソク・チンファン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-14 20:12

http://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/695919.html 訳H.J

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