本文に移動

南北、「6・15」「8・15」行事の会場巡り神経戦

登録:2015-05-17 23:06 修正:2015-05-18 07:12
 北朝鮮「ソウル・平壌開催合意」明らかにしたが
 韓国「8・15行事場所は決まっていない」
 19日接触を提案...北朝鮮、まだ回答はない
8日午後、ソウル中区のフランシスコ教育会館での記者会見でイ・チャンボク6・15南側委常任代表(中央)が、5~7日に中国の瀋陽で開かれた南北準備会の結果を発表している //ハンギョレ新聞社

 6・15と8・15南北共同行事が行事会場をめぐる南北の神経戦で霧散の危機に瀕している。

 

 6・15共同宣言実践北側委員会(北側委)は15日、朝鮮中央通信を通じて発表した報道官談話で、「今年3月中旬、6・15共同宣言発表15周年民族共同行事はソウルで、祖国解放70周年の行事は平壌で全民族的な規模で有意義に開催することに合意した」と述べた。しかし、これは「光復70周年、6・15共同宣言発表15周年民族共同行事南側準備委員会」(南側委)が5日から7日まで、中国瀋陽で北側委の代表者との事前接触をした後、 「6・15行事はソウルで開催することに決めたが、8・15行事の場所はまだ決まっていない」と発表したのと異なる内容だ。イ・スンファン南側委報道官は17日、ハンギョレとの通話で「光復70周年行事の平壌開催を希望する北朝鮮が過度に解釈したものとみられる」と述べた。

 逆に韓国当局は南側委に「6・15行事は平壌で、8・15行事はソウルで」開催することを提案していたことが確認された。イ報道官は「瀋陽での事前接触中に、政府側がこのような意向を伝えてきたが、すでに6・15行事はソウルで開催することに北側委と合意した後だったので、政府の意見を受け入れることは難しかった」と述べた。南北が8・15光復70周年行事の象徴性を考慮して、互いに主催しようとしたものと思われる。

 北朝鮮側はまた、韓国当局が引き続き南北共同行事で進歩団体の参加を排除し、政治的行事を排除しようとする態度を問題視し、行事自体のボイコットもあり得ると警告した。南側委は今月14日、19日から20日まで開城(ケソン)で再び実務接触をしようという内容のファックスを北朝鮮側に送ったが、まだ回答はないという。

キム・ジフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-05-17 21:25

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/691631.html  訳H.J

関連記事