「韓国と北朝鮮の政府から身辺保障を受けられなくても、私たちは平和のメッセージのために歩く」。 朝鮮半島を南北に分断している非武装地帯(DMZ)徒歩横断を推進している世界女性平和運動団体「ウィメン・クロスDMZ」(Women Cross DMZ)韓国委員会(写真)は23日、ソウル・貞洞のフランチスコ教育会館で記者会見を行い、「今回の行事は朝鮮半島平和体制構築のための第一歩」と強調した。 韓国委員会は「北朝鮮当局は徒歩行事と平壌(ピョンヤン)シンポジウムを承認した。韓国政府も前例を考慮して必要な協力を提供するだろうという書信を先週主催側に伝えてきた」と明らかにした。
ウィメン・クロスDMZは、5月24日に非武装地帯の板門閣(パンムンガク)から出発し、軍事境界線を通り臨津閣(イムジンガク)まで南北を歩いて縦断する予定だ。 米国の女性運動家グロリア・スタイネムが名誉共同委員長を務め、ノーベル平和賞受賞者であるマイレッド・マグワイア(北アイルランド・1976年)、レイマ・ボウィ(リベリア・2011年)など世界的な女性指導者30人余りが、中国の北京を経由して平壌に入り休戦ラインを通過する日程だ。 しかし、ロバータ・コーエン米国北朝鮮人権委員会(HRNK)共同議長など米国内の北朝鮮人権団体を中心に行事の趣旨と安全に対する憂慮の声も出ている。