イ・ギュテ(66・拘束)日光共栄会長が隠していた武器仲介事業関連資料が道峰山(トボンサン)麓のコンテナ野積場で大量に発見された。 大物武器仲介商であるイ会長と政・官界との癒着疑惑は絶えることがなく、ついに“パンドラの箱”が開かれるのではないか注目される。
防衛事業不正政府合同捜査団(団長 キム・キドン)は26日、京畿道議政府(ウィジョンブ)市の道峰山麓コンテナ野積場にあった1.5トンのコンテナから各種の武器仲介事業関連資料を発見したと29日明らかにした。 コンテナにはこの類いの資料が満載されており、既存の捜査対象である空軍電子戦訓練装備(EWTS)だけでなく、イ会長が武器仲介商として名を馳せた2002年の第2次ヒグマ事業以後の武器仲介事業関連資料のすべてが保管されていたと伝えられた。
これに先立って合同捜査団は日光共栄本社とイ会長の自宅などを押収捜索したが思わしい成果はなかった。 合同捜査団は25日、イ会長の秘密事務室を追加で家宅捜索した。 秘密事務室はイ会長の事務室の本棚の向こう側に用意された空間で、出入りする人をチェックするために防犯テレビ(CCTV)が設置されていた。 合同捜査団は秘密事務室でも一部文書が引き出された情況を捕捉し、証拠隠滅などの疑いで日光共栄の社員キム氏ら2人を逮捕した。 合同捜査団は拘束された社員を通じてコンテナ秘密倉庫の位置を確認した。 合同捜査団の捜査が日光共栄に向かうと、イ会長は本社に保管されていた各種事業関連書類を隠したと伝えられた。 合同捜査団は新たに確保した資料に基づいてイ会長の武器仲介事業全般に捜査を拡大する方針だ。 合同捜査団関係者は「押収物の分析で疑惑点が捉えられれば、捜査範囲も自然に広がるだろう」と話した。
イ会長は空軍電子戦訓練装備導入事業で約500億ウォン(約550億円)を横領した疑いで拘束された。 イ会長は引き続き検察の調査を受けているが、陳述を拒否しているという。
ノ・ヒョンウン記者