本文に移動

多目的実用衛星アリラン3A号発射成功、地上局と交信

登録:2015-03-26 17:23 修正:2015-03-27 06:23
太陽電池パネルとダウンリンクアンテナも正常稼動
アリラン3A号発射場面 共同取材団//ハンギョレ新聞社

 韓国の5番目の多目的実用衛星であるアリラン3A号が26日未明、モスクワから南東に1800キロメートル離れたヤスニ発射場から発射された。衛星はこの日午後、大田(テジョン)の韓国航空宇宙研究院(航宇研)衛星情報研究センター地上局と最初の交信がなされ成功裏に軌道に乗ったことが確認された。

 アリラン3A号の発射を代行したコスモトラス社は「韓国のアリラン3A号をロシアのドニエプル発射体が予定通りにこの日午前3時8分45秒(日本時間 午前7時8分45秒)ヤスニ発射場の地下発射台(サイロ)から発射された」と明らかにした。

 アリラン3A号はこの日、旧ソ連の大陸間弾道ミサイル(ICBM)SS-18を改造したドニエプル発射体に載せてヤスニ発射場地下発射台から南方上空に向けて発射された。アリラン3A号は発射後14分49秒にアラビア半島南部の537キロメートル上空でドニエプル発射体と分離した。 アリラン3A号を積んだドニエプル発射体はこの日の発射予定時刻に地下発射台から圧縮ガスにより上がって来て9秒後に1段ロケットエンジンが点火されて南方上空に向かって打ち上げられた。

アリラン3A号を搭載したロシアのドニエプル発射体の発射前の姿 共同取材団//ハンギョレ新聞社

 アリラン3A号は地上局に最初の信号を送ることにも成功した。アリラン3A号は午前3時39分33秒、南極ノルウェーのKSAT社が運営するトロール基地に通信システムが安定的に作動しているという最初の信号を送ってきた。 続いて発射から1時間27分後の午前4時35分にはノルウェーのスヴァールバル諸島にある基地局との交信も行われた。 離陸後5時間56分後の午前9時4分(日本時間 午後1時4分)に大田の韓国航空宇宙研究院衛星情報研究センター地上局との初めての交信も成功した。 太陽電池パネルとダウンリンク・アンテナ(観測情報を地上に送るアンテナ)が正確に展開され予定の軌道上で正常に作動していることが確認された。

 アリラン3A号は当初の予定通りにこの日午前3時8分に宇宙に向かった。アリラン3A号はロケットから分離した直後に太陽に向けて姿勢を整えた後、衛星に電力を供給する太陽電池パネルを広げた。

 アリラン3A号は今月19日、ヤスニ発射場の発射組立試験棟(AITB)から30キロメートル離れた地下発射台に移された。 今月21日、ドニエプル発射体との最終組立を終えた後、この日未明まで衛星と発射体の状態を点検してきた。 発射の前日である25日午前10時から午後4時まで実際の発射状況と同じリハーサルを実施し、発射30分前に発射台周辺に残った要員を撤収し最終発射決定が下された。

 この日の発射はカウントダウンを行わず、午前3時8分46秒に合わせて発射の15分前から自動発射シークエンスに従って始まった。

 アリラン3A号は直径2メートル、高さ3.8メートル、太陽電池パネルを開いた時の幅は6.8メートルで重量は1.1トンあり、4年間にわたり地球から528キロメートルの上空を一日15回のペースで周回し、夜と昼一日2回の地上観測任務を遂行することになる。

 アリラン3A号には多目的実用衛星として初めて赤外線観測センサーが装着された。このセンサーは、地上の車両や建物などから出る3.3~5.2マイクロメートルの中赤外線を感知して、都市ヒートアイランド現象や山火事の発生、夜間に動く雲などを観測できる。

 また、アリラン3号より精密な解像度である0.55メートル級の電子光学カメラも装着された。これは縦横0.55メートルの物体を一点として認識する水準であり、地上に立っている人間を認識できる水準と評価される。

ロシア/共同取材団、イ・グンヨン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/684072.html 韓国語原文入力:2015/03/26 14:05
訳J.S(1746字)

関連記事