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済州の道が息づく九州の道との出会い

登録:2015-03-04 01:26 修正:2015-03-04 07:08
済州側が諮問・表示デザイン提供した
先月28日午前、日本の15番目の九州オルレ「天草・苓北コース」を歩く参加者たちが富岡城に上る山道を歩いている。//ハンギョレ新聞社

  九州「天草・苓北コース」開場
 11キロで山城、海岸、村へと繋がる
 140年間8代に受け継がれた和菓子店も目を引く

 済州オルレ道を模した日本で15番目の九州オルレ「天草・苓北コース」が熊本県苓北町に作られた。全体の長さは11キロで、城がある山や海岸、日本の伝統的な家屋などを見学できるコースだ。

 社団法人済州オルレと九州観光推進機構は、先月28日午前、日本九州熊本県苓北町富岡港で天草・苓北コースの開場式を開いた。この日の開場式には、田嶋苓北町長と九州観光推進機構の藤木副本部長、社団法人済州オルレソ・ミョンスク理事長などが出席した。

 九州オルレは2011年5月九州観光推進機構側が済州オルレを運営する社団法人済州オルレ側に提案して作られた。九州観光推進機構は日本の九州の7つの県と民間団体が九州観光の活性化のために設立された。済州オルレはコースを作るための諮問と道標識のデザインを提供した。日本の地域住民と公務員が参加して道のりを決めた。

 九州オルレは2012年2月、4つのコースが最初にオープンしたのを皮切りに、毎年2〜4コースが新たに作られた。今回の天草・苓北コースを含めると、15個のオルレの全体の長さは177.4キロだ。昨年11月まで九州オルレを訪れた人は9万7380人で、韓国人が63.8%で最も多い。ソ・ミョンスク済州オルレ理事長は、「今回のコースは、既存の天草地域のコースに近く九州オルレの旅行者には特に愛される道になりそうだ」と述べた。

 天草・苓北コースは富岡港から出発する。防波堤沿いを歩き、山道を登ると、富岡城が見えてくる。日本江戸時代に過重な年貢とカトリック迫害により農民が「天草・島原の乱」(1637年)を起こした際、激戦が行われたところだ。富岡城に登ると、海と町の景色を一望できる。

 富岡城を後にして城壁に沿って降りてきてから 権現山の遊歩道を歩いていると、富岡海水浴場に着く。ビーチを歩いていると、すべての建物が木造1 、2階建ての小さな村が出てくる。この町の中には老舗和菓子店の「黒瀬製菓舗」がある。 現在の8代目まで140年もの間受け継がれてきた。

 村道を歩いていると、天草・島原の乱の犠牲者が埋葬されているキリシタン供養碑に出会える。続いて山の方に続いている小道を歩いていくと、白木尾海岸案出てくる。このコースは苓北にある温泉センターで終わる。

苓北/文·写真キム・イルウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.03.03 20:18

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/680637.html  訳H.J

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