ドーピングを摘発されたパク・テファン選手(26)に対する国際水泳連盟(FINA)聴聞会の日程が保留された。大韓水泳連盟は13日、「昨日、国際水泳連盟からパク・テファン選手のドーピング問題の聴聞会が延期されたというEメール通知を受けた」と明らかにした。連盟は「パク・テファン選手側から先に釈明資料が十分に準備できていないという理由で聴聞会の延期を要請し、国際水泳連盟がこれを受け入れた」と付け加えた。
パク・テファン選手は昨年9月の仁川(インチョン)アジア競技大会前に世界反ドーピング機構(WADA)が実施したドーピングテストで、禁止薬物のテストステロン成分が検出され27日の聴聞会で釈明することになっていた。
パク・テファン選手は男性ホルモン数値を高める薬品ネビドを2度投与したが、最近の検察捜査で禁止薬物が含まれていたことを知らず処方を受けたと発表された。パク・テファン選手はスイスのローザンヌにある国際水泳連盟本部で開かれる聴聞会に参加するため、22日に大韓水泳連盟関係者などと共に出国する予定だった。パク・テファン選手側がどんな内容の資料を追加で準備しているかは知らされなかった。大韓水泳連盟は「国際水泳連盟から新しい聴聞会の日程は今後確定して通知すると伝えられた」と明らかにした。
パク・テファン選手は大韓水泳連盟と事前協議なしに聴聞会延期を要請したと分かった。水泳連盟側は国際水泳連盟の延期確定の通知メールを受けた後に延期の要請事実を知ることになり、パク・テファン側と連盟との間で円滑な協力がなされていないとする指摘もされている。水泳連盟関係者は「連盟と調整されなかった部分は残念だが、聴聞会の延期は当事者だけにできることなので連盟がやれることはない」とし「連盟自らパク・テファン選手の懲戒を最小限にするために最善を尽くす」と話した。
韓国語原文入力:2015.02.13 20:59