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押収捜索令状への協力要請…2年間でカカオ5倍・ネイバー6倍に

登録:2015-01-24 01:25 修正:2015-01-24 09:27
初のタウムカカオとネイバーの「報告書」に注目集まる
カカオトーク2012年811件→3864件
ネイバー2012年1487件→9342件
放送通信審議委の是正・削除要求2倍に
下半期は「サイバー検閲」問題で停滞
ダウムカカオ透明性報告書の内容要約(単位:文書数)資料:ダウムカカオ。上からカトク利用者に対する監聴令状執行への協調、カトク利用者に対する押収捜索令状執行への協調、電子メール利用者に対する令状執行への協調、放送通信委員会の是正要求。//ハンギョレ新聞社

 カカオトーク(以下カトク)のようなメッセンジャー利用者に対する情報・捜査機関の監聴(通信制限措置)・押収捜索令状への協力と通信事実確認資料の提供要請が急増したことが分かった。電子メール利用者の押収捜索令状への協力と通信事実確認のための資料提供の要請も大幅に増えている。ただし、昨年下半期には「サイバー検閲」問題とメッセンジャー利用者の「サイバー亡命」事態の影響で増加傾向が一時停滞した。

 23日ダウムカカオが出した「透明性報告書」によると、カカオトーク利用者に対する情報・捜査機関の監聴への協力要請は、2012年の41件から昨年の81件に2倍近く増えた。同じ期間のカトク利用者に対する押収捜索令状の執行要請は、年間811件から3864件に増加しており、通信事実確認資料の提供要請は534件で、1827件に増えた。ダウムカカオは、このうち押収捜索令状の執行要請の内容について、「利用者(アカウント)数ではなく『要請文書数』」だと説明した。チョン・ジヌ労働党副代表に対するカトク利用履歴の押収捜索当時、同じカトクグループメンバー約3000人の会話内容と個人情報が一緒に渡されたことから、実際の押収捜索を受けたカカオトーク利用者数は数十万から数百万人と推定できる。

 ダウム電子メール利用者に対する押収捜索令状への協力要請は、2012年1363件から昨年は4772件に増加しており、監聴令状への協力要請は、56件から47件に小幅減少した。通信事実確認資料の提供要請も4230件で3498件減少した。前日発表されたネイバーの「2014個人情報保護レポート」でもこのような流れは顕著だった。ネイバーメール利用者の押収捜索令状は、2012年の1487件から昨年は9342件に増加したのに対し、通信事実確認資料の提供要請は7841件で、4790件減少した。ネイバー関係者は「押収捜索令状で通信事実確認資料までもらっていく傾向にある」と説明した。

 放送通信審議委員会の是正要求と名誉毀損を理由とした利用者の投稿削除の要求も急増している。放送通信審議委の是正要求は、2012年に3668件から昨年は8666件に増加しており、名誉毀損を理由とした利用者の投稿削除の要請は、7万6787件から12万8695件に増えた。これまで市民団体は、放送通信審議委が「政権の望み通り」の是正要求と名誉毀損を理由に利用者投稿の削除要求を乱用し、表現の自由が萎縮していると主張してきた。

 半期別にみると、カカオトーク・メール利用者に対する情報・捜査機関の監聴・押収捜索令状の執行協力と通信事実確認資料の提供要請と投稿削除の要求はすべて2012年以降急速に増加していたが、昨年下半期に一時減少を示した。ポータル業界関係者は「昨年8月、朴槿恵(パク・クネ)大統領の「度を越した大統領冒涜」発言とそれに続く検察の関係機関対策会議招集が引き起こしたサイバー検閲問題以降、情報・捜査機関が監聴及び押収捜索令状の執行協力と通信事実確認資料提供要求を自制したものとみられる」と述べた。

 韓国では企業が情報・捜査機関の令状執行への協力及び利用者の個人情報の提供要請と投稿の削除要求の履歴などを公開するのはネイバーとダウムカカオが初めてだ。外国ではグーグル、フェイスブック、ボーダフォンをはじめ38企業が政府機関の情報人権侵害に対する「小さな抗議」として透明性報告書を出しているが、国内企業は国家情報院、検察、警察などの顔色をうかがってこれまで公開しなかった。

キム・ジェソプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015.01.23 20:12

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/675042.html  訳H.J

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