仁川市延寿(ヨンス)区 松島(ソンド)国際都市の保育園で発生した児童虐待事件を捜査中の仁川延寿警察署は、子供に暴行した保育教師○氏(33)を児童福祉法違反の疑いで逮捕状を申請することにした。 延寿区庁は該当保育園の閉鎖も検討中だ。
警察関係者は14日「○氏の暴行が度を越しているため逮捕状を申請する方針を立て、他の暴行の有無を詳しく調査している」と話した。 警察はこの保育園に設置された防犯カメラ(CCTV)1カ月分の映像を確保し、○氏の暴行はもちろん他の保育教師の暴行についても調査中だ。
今月8日昼12時50分頃にこの保育園で娘(4)が保育教師に暴行されたという両親の申告を受け警察は捜査に着手した。警察が確認した保育園の防犯カメラの動画には、保育教師○氏が被害を受けた子供が残した食べ物を食べさせようとしたが子供が吐き出すと手で頭部を1回強く打つ場面がある。
仁川では昨年11月に4歳の園生の両手首をひもで縛って虐待した疑い(児童福祉法違反)で西区青羅国際都市のある保育園の保育教師K氏(23)が不拘束立件されるなど1カ月に一度の頻度で保育園暴行または虐待事件が相次いで起きていて、保護者の間で不安が高まっている。
ユン・ジョンギ仁川地方警察庁長官はこの日、記者懇談会で被害事例情報収集を強化して、問題を起こした保育教師に対しては拘束捜査を原則とし処罰を強化すると明らかにした。 ユン庁長は「今回暴行事件が発生した保育園を閉鎖させる覚悟で捜査する」と話した。
この保育園が昨年政府の評価認証で高特点を得ていたことも問題になっている。延寿区は昨年の韓国保育振興院による実態調査の結果、この保育園が95.36点の点数で評価認証を取得したと明らかにした。 評価認証の基準は100点満点で75点以上だ。 延寿区関係者は「評価認証は義務事項ではないが、評価認証を受けた保育園といえば自然に両親の信頼が高くなるので保育園が直接申し込んで評価認証を受けている」と話した。 延寿区は警察の捜査結果と自主調査を総合して、該当保育園の閉鎖などの措置をとる予定だ。